「夙川座」やってます!

オリジナル脚本のオペレッタや、朗読とのコラボ、ポピュラーヴォーカルとのコラボなど、様々な場所、お客様に合わせたコンサート、舞台を企画しています!! 夙川、苦楽園がベースです。 どうぞよろしくおねがいいたします。
2015年09月27日

夙川 長寿を祝う会

今日私、浅川文恵は、地元地域の「夙川コーラス」として、地域の「長寿を祝う会」に参加してきました。
 10曲もの童謡・唱歌のメドレーでした。 その後、皆様と、ご一緒に、「上を向いて歩こう」「見上げてごらん 夜の星を」

10年前に夙川に越して来たときには、母は認知症がすすみ、目を離せない状態になっていました。 歌だけはなんとか続けたいと思っていた私は、とにかく、昼間の数時間、母を連れていける歌える場所を探して、「夙川コーラス」に入れていただいたのです。 

 最初は、母を連れて行きましたが、そのうち、預けていけるデイサービスも見つかり、夙川コーラスで週に1度、歌える時間をもてました。

子供も小学生に上がったばかりで、東京から越してきた私たちは、言葉もなかなか聞き取れないような、かなり過酷な時でした。

自分の話言葉が、キツク聞こえるのではないかという、コンプレックスも初めて持ちましたし、関西の言葉は柔らかく、特に語尾の言葉を聞き取ることができませんでした。

知人も親戚も関西にはなく、同じ日本なのに、故郷北海道とも、東京とも違うコミュニケーションの難しさを打開することもできず、毎日を過ごしていましたが、夙川コーラスのマダムたちから少しずつ、生活に必要な場所、母のための評判の良い病院、より良いお店など、何気ない会話の中から教わりました。

あるとき、関西弁が聞き取れていないことを、勇気を出して言ってみたところ、「そんなん、何度でも聞き返してくれたら、ええよ」と言ってくださり、 ご自分の娘さんが群馬県に嫁いで、やはり、結構コミュニケーションで苦労していることを気さくに話してくれました。

今では、どうして、何が聞き取れなかったのかもわからないくらいですが、その当時は、大変でした。


夙川コーラスは、30年以上の歴史ある女性コーラスです。コンクールを目指すような競技コーラスではなく、地域の合唱愛好者の女性の集まりです。

20年前から、所属されているかたも多くいらっしゃいます。  今では、この地域の歌を愛する知的なマダムたちの集まり、というイメージです。

20年が過ぎ、早かったことが遅くなり、出来てきたものが出来なくなり、まったくなかった病が、体にあるようになっても、心はみずみずしく、張りを持って生きることは出来るのだなと、夙川コーラスのマダムたちを見ていて感じます。

その自由のある、気さくなエレガントな雰囲気にお手本をみます。

私は、ここに来ると、ホッとして、気持ちも楽になります。 

夙川座主催の公演で、なぜか不安になってしまったときに、ご一緒に歩きながら、なんとなく、その不安感を話して帰ったり。  私にとっては、カウンセラーがいる場所なのです。

ほのぼのとした夙川公民館での「長寿を祝う会」。 音楽は、こうゆうことの為にあるのだと、再認識した地域の会でした。

2015年09月27日

藤井寺 長崎医院にて

立ち稽古始まりました。 11・12 「フィガロの決戦!」  ムラマツリサイタルホール新大阪

12:10から12:50のハイライトコンサートもあり。 前売り800円(当日1000円)

本公演は、15時開演、19時開演の2回公演。 前売り1800円(当日2000円)

チケットの問い合わせは、夙川座 0798-55-8297  090-6980-5702


モーツァルトのオペラ「フィガロの結婚」の登場人物のキャラクターはそのままに、結婚のその後の新たな物語を創作。 音楽劇。

ナポレオン率いるフランス軍による占領されたスペイン、セビリアが舞台です。  フランスかぶれの伯爵、その一方で抗仏ゲリラに身を投じようとするケルビーノ。

そして、フィガロはどこに? 帰りを待つスザンナ。 そして、母マルチェリーナ。 伯爵の行動を軽蔑し、心配する伯爵夫人。 そして、バルバリーナは、妙な働きをしていそう。 

伯爵は、長﨑雄二、 伯爵夫人は、天野井佑圭子、 フィガロは、前田満、 スザンナは、陰山裕美子、ケルビーノは、久保尚子、 マルチェリーナは、浅川文恵、 バルバリーナは、久米真澄、そして、ピアニストは、白藤望・ 野田央貴

メンバーは、他のコンサートや仕事を抱えながらも、今日は、奇跡的に集まって稽古ができました。 

プロフィール
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学生の頃から、ホールや福祉施設、商業施設などに呼ばれる形で歌ってきましたが、やはり自分たちの企画で自分たちの音楽をやりたいという思いが強くなり、劇作家・作詞家の伊佐山紫文氏を座付作家として私(浅川)が座長となり、「夙川座」を立ち上げました。

私たちの音楽の特徴は、クラシックの名曲を私たちオリジナルの日本語歌詞で歌うという点にあります。

イタリア語やドイツ語、フランス語などの原語の詩の美しさを楽しみ、原語だからこそ味わえる発声の素晴らしさを聴くことも良いのですが、その一方で、歌で最も大切なのは、歌詞が理解できる、共感できる、心に届くということもあります。

クラシック歌曲の美しい旋律に今のわたしたち、日本人に合った歌詞をつけて歌う、聴くことも素敵ではないかと思います。

オリジナル歌詞の歌は50曲を超え、自主制作のCDも十数枚になりました。

2014年暮れには、梅田グランフロント大阪にある「URGE」さんで、なかまとオリジナル歌詞による夢幻オペラ「幻 二人の光源氏」を公演いたしました。

これらの活動から、冗談のように「夙川座」立ち上げへと向かいました。

夙川は私(浅川)が関西に来て以来、10年住み続けている愛着のある土地だからです。
地元の方々に愛され、また、夙川から日本全国に向けて、オリジナル歌詞によるクラシック歌謡の楽しい世界を広げていきたいという思いを込めています。

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