「夙川座」やってます!

オリジナル脚本のオペレッタや、朗読とのコラボ、ポピュラーヴォーカルとのコラボなど、様々な場所、お客様に合わせたコンサート、舞台を企画しています!! 夙川、苦楽園がベースです。 どうぞよろしくおねがいいたします。



座長「ここ最近、ずっと心がシーンとしてて、誰にも会いたくないような、一人にさせて下さい的な、そういう静ぅかな気持ちだったのね」
作家「はあ……」
座長「それが、昨夜、娘が残した肉を食べたら……」
作家「ハァ? 肉を食ったら?」
座長「豚のヒレ肉を食べたのよ。そしたら、もう、一気に気持ちがアガっちゃって」
作家「どういうこと?」
座長「ずっと、肉を食べてなかったのよぉ」
作家「肉を食わないって……いつ、ベジタリアンに宗旨替えしたの」
座長「こんど、私ヤマトヒメやるじゃない、それで……」
作家「なんで、ヤマトヒメがベジタリアン?」
座長「私、調べてみたのね。そうしたら、古代の食べ物って結構バラエティに富んでたってことがわかったんだけど、ヤマトヒメみたいな巫女さんたちは肉は食べなかったって言うの。血を避けて」
作家「それはないと思うなぁ、まだ仏教も入ってない時代だし……」
座長「それで、肉を食べてなかったの、ずっと。そうしたら、なんだか心がシーンってなって、誰にも会いたくないような、静ぅかな気持ちになったのね」
作家「まるでアタラクシアじゃん……」
座長「なにそれ?」
作家「古代ギリシャの、精神の静謐……」
座長「まさにそれ! 静かに、一人で……なんて気持ちなの」
作家「坊さんじゃあるまいし、パフォーマーとしては、それダメじゃん!」
座長「ダメなのよ。最近、ずっと声が出てなかったの。気持ちが出てなかった」
作家「肉を食べると、アドレナリンが出て気分もアゲアゲになるんだから、大事だよ、肉」
座長「それに気がついたから、今朝も食べたのよ、肉!」
作家「どう?」
座長「もう、気分アゲアゲで、やっぱり肉よね」
作家「それにしても、役作りで肉を抜くって……」
座長「歌い手がやっちゃあかんよね、良くわかった」


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プロフィール
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学生の頃から、ホールや福祉施設、商業施設などに呼ばれる形で歌ってきましたが、やはり自分たちの企画で自分たちの音楽をやりたいという思いが強くなり、劇作家・作詞家の伊佐山紫文氏を座付作家として私(浅川)が座長となり、「夙川座」を立ち上げました。

私たちの音楽の特徴は、クラシックの名曲を私たちオリジナルの日本語歌詞で歌うという点にあります。

イタリア語やドイツ語、フランス語などの原語の詩の美しさを楽しみ、原語だからこそ味わえる発声の素晴らしさを聴くことも良いのですが、その一方で、歌で最も大切なのは、歌詞が理解できる、共感できる、心に届くということもあります。

クラシック歌曲の美しい旋律に今のわたしたち、日本人に合った歌詞をつけて歌う、聴くことも素敵ではないかと思います。

オリジナル歌詞の歌は50曲を超え、自主制作のCDも十数枚になりました。

2014年暮れには、梅田グランフロント大阪にある「URGE」さんで、なかまとオリジナル歌詞による夢幻オペラ「幻 二人の光源氏」を公演いたしました。

これらの活動から、冗談のように「夙川座」立ち上げへと向かいました。

夙川は私(浅川)が関西に来て以来、10年住み続けている愛着のある土地だからです。
地元の方々に愛され、また、夙川から日本全国に向けて、オリジナル歌詞によるクラシック歌謡の楽しい世界を広げていきたいという思いを込めています。

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