オリジナル脚本のオペレッタや、朗読とのコラボ、ポピュラーヴォーカルとのコラボなど、様々な場所、お客様に合わせたコンサート、舞台を企画しています!! 夙川、苦楽園がベースです。 どうぞよろしくおねがいいたします。
2016年08月10日

昨日の座長と作家14

昨日の座長と作家14


「辞めたワケ」

座長「なんであの職場辞めたの?」
作家「もともと体制に無理があって、東京と関西に副編集長が一人ずついたんだけど、東京って、自分たち以外の地方は一段低くみる傾向があるでしょ」
座長「そういうところ、あるかもね」
作家「でも、僕らの場合、スポンサーは関西なんだよね。だから力関係がどうしても捻れてしまう。僕は東京の出版社の社員だけど関西にいて、関西のスポンサーの意向を反映した紙面作りをやろうとするんだけど、それが東京には気にくわない」

座長「はぁ」
作家「スポンサーの無理難題を跳ね返すのが編集だと思ってる人たちには、僕のやり方はスポンサーに媚びへつらってるようにしか見えない」

座長「かもね」
作家「当時、紙面の三本柱ってことで、環境問題、教育問題、アトピーをとりあげてたんだけど、どれもヘタすればクレームの山になりかねないんだよね」

座長「微妙だもんね」
作家「だから、ものすごく気を遣う。それが、『クレーム上等!』、今で言えば『炎上上等!』って感じの東京の編集者たちには気にくわなかった」

座長「今じゃ、あなたみたいな考えの人の方が多いんじゃない」
作家「かもね。で、同じ社内で揉め続けても仕方ないんで、僕が辞めてフリーになって、フリーの立場で関わるってことで決着を付けたってワケ」

座長「なるほど~人に歴史ありってことだね」





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プロフィール
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学生の頃から、ホールや福祉施設、商業施設などに呼ばれる形で歌ってきましたが、やはり自分たちの企画で自分たちの音楽をやりたいという思いが強くなり、劇作家・作詞家の伊佐山紫文氏を座付作家として私(浅川)が座長となり、「夙川座」を立ち上げました。

私たちの音楽の特徴は、クラシックの名曲を私たちオリジナルの日本語歌詞で歌うという点にあります。

イタリア語やドイツ語、フランス語などの原語の詩の美しさを楽しみ、原語だからこそ味わえる発声の素晴らしさを聴くことも良いのですが、その一方で、歌で最も大切なのは、歌詞が理解できる、共感できる、心に届くということもあります。

クラシック歌曲の美しい旋律に今のわたしたち、日本人に合った歌詞をつけて歌う、聴くことも素敵ではないかと思います。

オリジナル歌詞の歌は50曲を超え、自主制作のCDも十数枚になりました。

2014年暮れには、梅田グランフロント大阪にある「URGE」さんで、なかまとオリジナル歌詞による夢幻オペラ「幻 二人の光源氏」を公演いたしました。

これらの活動から、冗談のように「夙川座」立ち上げへと向かいました。

夙川は私(浅川)が関西に来て以来、10年住み続けている愛着のある土地だからです。
地元の方々に愛され、また、夙川から日本全国に向けて、オリジナル歌詞によるクラシック歌謡の楽しい世界を広げていきたいという思いを込めています。

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