オリジナル脚本のオペレッタや、朗読とのコラボ、ポピュラーヴォーカルとのコラボなど、様々な場所、お客様に合わせたコンサート、舞台を企画しています!! 夙川、苦楽園がベースです。 どうぞよろしくおねがいいたします。
2016年11月21日

昨日の座長と作家75

昨日の座長と作家75


「演劇と音楽」

作家「次回公演『神戸事件始末 瀧善三郎の最期』は、俳優がやってもおかしくないくらいの芝居を歌手がやることになるよね」

座長「不安だわぁ」
作家「演技ではどうやったって役者にはかなわないからね」
座長「やってる訓練がまるで違うでしょ。ストレッチから始まって、発声や……」
作家「連中は公演前に泊まり込んで合宿したりするからね」
座長「凄すぎる」
作家「豊岡の日本劇作家大会に『フィガロの決戦!』を出品したじゃない」
座長「あのときはまだ夙川座はなくて、西宮の『らくげき倶楽部』として出たんだよね」

作家「うん。で、夜公演だから、午後入りでいいかと」
座長「私たちはそう思うよ」
作家「ところが、向こうの事務局は僕らが泊まり込んでるものとばかり思ってた」
座長「音楽と演劇じゃ、文化が違いすぎるんだよね」
作家「そう。結局、朝から詰めてくれてた舞台美術のスタッフが怒って帰っちゃった」

座長「でも、そんなこと言われてもね」
作家「だよね。こっちはちゃんと午後入りって伝えてたのに、事務局が気を回して、前日の午後入りの間違いだって訂正してたみたい。まさか、当日の午後なんてありえないって思ったんだろうね」

座長「私たちの他の劇団は合宿してたものね」
作家「でも、結果オーライで、拍手が鳴り止まなくてアンコールまでやってしまった」

座長「お客さん、帰らなかったよね」
作家「あの場で、東京の芸術祭へのオファーが来たし」
座長「あの時はメンバーが仕事でダメだったけど、また来ないかなぁ。 今度は夙川座で参加出来たらうれしいね。」
作家「そうだね。」


タグ :浅川文恵

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プロフィール
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学生の頃から、ホールや福祉施設、商業施設などに呼ばれる形で歌ってきましたが、やはり自分たちの企画で自分たちの音楽をやりたいという思いが強くなり、劇作家・作詞家の伊佐山紫文氏を座付作家として私(浅川)が座長となり、「夙川座」を立ち上げました。

私たちの音楽の特徴は、クラシックの名曲を私たちオリジナルの日本語歌詞で歌うという点にあります。

イタリア語やドイツ語、フランス語などの原語の詩の美しさを楽しみ、原語だからこそ味わえる発声の素晴らしさを聴くことも良いのですが、その一方で、歌で最も大切なのは、歌詞が理解できる、共感できる、心に届くということもあります。

クラシック歌曲の美しい旋律に今のわたしたち、日本人に合った歌詞をつけて歌う、聴くことも素敵ではないかと思います。

オリジナル歌詞の歌は50曲を超え、自主制作のCDも十数枚になりました。

2014年暮れには、梅田グランフロント大阪にある「URGE」さんで、なかまとオリジナル歌詞による夢幻オペラ「幻 二人の光源氏」を公演いたしました。

これらの活動から、冗談のように「夙川座」立ち上げへと向かいました。

夙川は私(浅川)が関西に来て以来、10年住み続けている愛着のある土地だからです。
地元の方々に愛され、また、夙川から日本全国に向けて、オリジナル歌詞によるクラシック歌謡の楽しい世界を広げていきたいという思いを込めています。

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