オリジナル脚本のオペレッタや、朗読とのコラボ、ポピュラーヴォーカルとのコラボなど、様々な場所、お客様に合わせたコンサート、舞台を企画しています!! 夙川、苦楽園がベースです。 どうぞよろしくおねがいいたします。
2018年01月01日

伊佐山紫文115

 昨年12月アップされたもの。

息子の友達が家のピアノで「ドレミの歌」を耳コピで弾いていて、でも白鍵しか使わないものだから、もちろんオカシイ。
「黒鍵も使って見」とアドバイスすると、見事にドからシまでコピーしてしまった。
 息子より遙かに才能あるし、ゲームより、むしろピアノを弾きたくてウチに来ているらしい。
 環境が環境なら、おそらく音大に進むような子だと思う。
 この子の親はそんなことに気づいていないし、気づいたところでどうしようもないだろう。
 人間の運命なんて、そんなものだ。
 で、この季節、ベートーヴェンの第九を聞き倒しているけれど、ヒトラー誕生日のフルトヴェングラーを別格として、やはり総合的に素晴らしいのは、ブロムシュテット指揮、シュターツカペレ・ドレスデンのライブ録音だと思う。
 同じ組み合わせでの交響曲全集版もあり、こちらももちろん素晴らしく「フロイデ シェーネル ゲッテル フンケン」の日本なまりドイツ語の手本としては最適だろう。
 スタジオ録音なので聞き取りやすいし。
 けれど、それを超えてアツく心に届くのがライブ録音Delta版で、1985年(昭和60年)にゼンパーオパーの再建記念祝典で演奏されたもの。
 全集版のルカ教会の残響の深さはないものの、ライブならではの熱量は圧倒的だ。
 ゼンパーオパーの残響をしっかり味わったあとで澎湃と湧き起こる地響きのような足踏みも感動的だし。
 ところがこれをどこで買ったのか記憶にない。
 レコード店ではなく、どっかのスーパーのワゴンで500円くらいで買ったのだと思う。
 なんの期待もなく、BGM的にかけて、腰を抜かした。
 ジャケットには2003年とあるから、もう15年くらい前の話だ。
 今、ネットで調べてみると、このCD、入手困難らしい。
 こんな超名演が……
 ま、人間の運命なんて、そんなものだ。
 
 

Posted by notebook │Comments(0)
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プロフィール
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学生の頃から、ホールや福祉施設、商業施設などに呼ばれる形で歌ってきましたが、やはり自分たちの企画で自分たちの音楽をやりたいという思いが強くなり、劇作家・作詞家の伊佐山紫文氏を座付作家として私(浅川)が座長となり、「夙川座」を立ち上げました。

私たちの音楽の特徴は、クラシックの名曲を私たちオリジナルの日本語歌詞で歌うという点にあります。

イタリア語やドイツ語、フランス語などの原語の詩の美しさを楽しみ、原語だからこそ味わえる発声の素晴らしさを聴くことも良いのですが、その一方で、歌で最も大切なのは、歌詞が理解できる、共感できる、心に届くということもあります。

クラシック歌曲の美しい旋律に今のわたしたち、日本人に合った歌詞をつけて歌う、聴くことも素敵ではないかと思います。

オリジナル歌詞の歌は50曲を超え、自主制作のCDも十数枚になりました。

2014年暮れには、梅田グランフロント大阪にある「URGE」さんで、なかまとオリジナル歌詞による夢幻オペラ「幻 二人の光源氏」を公演いたしました。

これらの活動から、冗談のように「夙川座」立ち上げへと向かいました。

夙川は私(浅川)が関西に来て以来、10年住み続けている愛着のある土地だからです。
地元の方々に愛され、また、夙川から日本全国に向けて、オリジナル歌詞によるクラシック歌謡の楽しい世界を広げていきたいという思いを込めています。

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