オリジナル脚本のオペレッタや、朗読とのコラボ、ポピュラーヴォーカルとのコラボなど、様々な場所、お客様に合わせたコンサート、舞台を企画しています!! 夙川、苦楽園がベースです。 どうぞよろしくおねがいいたします。
2018年11月30日

伊佐山紫文232

 浅川座長(社長)と神戸方面へと営業に行き、はからずも旧交を温めることになった。
 経験者にはおわかりだろうが、一つの事業を立ち上げるというのは想像以上に大変なもので、それが複数の事業主体との共同作業となったら、通常の何倍もの負担が現場にはかかる。
 その現場を共に支えてきた知人との再会である。
 お互い、
「変わらないね~」
 と言いあいながら、バブル前後の戦場のような現場を語り合った。
 ブラックなんてもんじゃなかったね、と。
 私は早々に現場を離れて傍観者的立場になったが、彼女はずっと最前線で、最終的には上層部の愚かな経営判断を身を挺して止めようとした。
「ここでアナタが玉砕したら、私らのこれまでの努力が無になってしまう。どうか残って」
 との皆の懇願を入れて、不本意ながら組織に残った。
 まさに女傑である。
 それからの来し方を聞けば、やはり常に最前線の現場にいて、そして結果を出している。
 それでいて、笑い声、笑顔、すべて30年前と変わらない。
 私も思わず当時に戻り、お互い20代の若造のように軽口を叩き合った。
 共に過酷な時を過ごした知人が今もあの頃と変わらず活躍しているのを見ると、こちらまで元気をもらえる。
 時間にして数分の会話だったけれど、来年へ向けた前向きな再会となった。 

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プロフィール
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学生の頃から、ホールや福祉施設、商業施設などに呼ばれる形で歌ってきましたが、やはり自分たちの企画で自分たちの音楽をやりたいという思いが強くなり、劇作家・作詞家の伊佐山紫文氏を座付作家として私(浅川)が座長となり、「夙川座」を立ち上げました。

私たちの音楽の特徴は、クラシックの名曲を私たちオリジナルの日本語歌詞で歌うという点にあります。

イタリア語やドイツ語、フランス語などの原語の詩の美しさを楽しみ、原語だからこそ味わえる発声の素晴らしさを聴くことも良いのですが、その一方で、歌で最も大切なのは、歌詞が理解できる、共感できる、心に届くということもあります。

クラシック歌曲の美しい旋律に今のわたしたち、日本人に合った歌詞をつけて歌う、聴くことも素敵ではないかと思います。

オリジナル歌詞の歌は50曲を超え、自主制作のCDも十数枚になりました。

2014年暮れには、梅田グランフロント大阪にある「URGE」さんで、なかまとオリジナル歌詞による夢幻オペラ「幻 二人の光源氏」を公演いたしました。

これらの活動から、冗談のように「夙川座」立ち上げへと向かいました。

夙川は私(浅川)が関西に来て以来、10年住み続けている愛着のある土地だからです。
地元の方々に愛され、また、夙川から日本全国に向けて、オリジナル歌詞によるクラシック歌謡の楽しい世界を広げていきたいという思いを込めています。

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