オリジナル脚本のオペレッタや、朗読とのコラボ、ポピュラーヴォーカルとのコラボなど、様々な場所、お客様に合わせたコンサート、舞台を企画しています!! 夙川、苦楽園がベースです。 どうぞよろしくおねがいいたします。
2020年02月10日

伊佐山紫文517

昨日は雪がちらついていた。
 今が今シーズンの寒さの底なのだろう、手袋をしないと自転車に乗るのも厳しくなってきた。
 と言えるほどに、実は暖かい。
 50年前、小学生だった頃の冬はこんなもんじゃなかった。
 氷、氷、雪、雪、しもやけ……
 子供で活動的だったというのもあるだろうが、それにしても、どうしようもなく寒かった。
 もちろん、九州での話である。
 九州でも普通に雪が積もった。
 雪合戦も普通にやった。
 ジェンダー云々と言う、うるさがたはまだいない時代、合戦の最前線に立つ男子の後ろで、女子はせっせと雪玉を作っていた。
 まさに銃後、総力戦で、男女とも、しもやけは勲章だった。
 息子にそういう話をすると、
「いいなぁ、ここでも雪が積もらないかなぁ」
 などと、呑気なことを言う。
 呑気なのは実は良いことで、もし気候が50年前に戻ったら、どれほどの土地が不毛化することか。
 温暖化によって農地に出来るようになった土地、あるいは凍らない港、そういう恩恵については、今日、あまり語られない。
 実は人類にとって、温暖化の反対、寒冷化ほど恐ろしいものはなかった。
 地球が寒冷化したとき人類に何が起きたのか、雄弁に物語るのがブリューゲルの恐ろしい絵の数々である。
 日本では餓鬼絵か。
 最近、飢饉とか飢餓とかのニュースをあまり聞かなくなったことと、気候温暖化は、おそらく、関連している。
 温暖化によって耕作可能な土地が増えた、とか、あるいは二酸化炭素濃度が上がって単位面積当たりの収量が増えた、とか。
 これをきちんと研究しようにも、おそらく、予算は下りないだろうが。
 まあ、何にしても、呑気でいられることほど良いことはない。


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プロフィール
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学生の頃から、ホールや福祉施設、商業施設などに呼ばれる形で歌ってきましたが、やはり自分たちの企画で自分たちの音楽をやりたいという思いが強くなり、劇作家・作詞家の伊佐山紫文氏を座付作家として私(浅川)が座長となり、「夙川座」を立ち上げました。

私たちの音楽の特徴は、クラシックの名曲を私たちオリジナルの日本語歌詞で歌うという点にあります。

イタリア語やドイツ語、フランス語などの原語の詩の美しさを楽しみ、原語だからこそ味わえる発声の素晴らしさを聴くことも良いのですが、その一方で、歌で最も大切なのは、歌詞が理解できる、共感できる、心に届くということもあります。

クラシック歌曲の美しい旋律に今のわたしたち、日本人に合った歌詞をつけて歌う、聴くことも素敵ではないかと思います。

オリジナル歌詞の歌は50曲を超え、自主制作のCDも十数枚になりました。

2014年暮れには、梅田グランフロント大阪にある「URGE」さんで、なかまとオリジナル歌詞による夢幻オペラ「幻 二人の光源氏」を公演いたしました。

これらの活動から、冗談のように「夙川座」立ち上げへと向かいました。

夙川は私(浅川)が関西に来て以来、10年住み続けている愛着のある土地だからです。
地元の方々に愛され、また、夙川から日本全国に向けて、オリジナル歌詞によるクラシック歌謡の楽しい世界を広げていきたいという思いを込めています。

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