オリジナル脚本のオペレッタや、朗読とのコラボ、ポピュラーヴォーカルとのコラボなど、様々な場所、お客様に合わせたコンサート、舞台を企画しています!! 夙川、苦楽園がベースです。 どうぞよろしくおねがいいたします。
2016年08月11日

昨日の座長と作家16

昨日の座長と作家16



「奥様エライ」

座長「そのタレントはどうなったの?」
作家「不死鳥のごとくよみがえって、大御所になってるよ」
座長「よかった」
作家「だよね。あれで本当に死んでたら、一生後悔してた。テレビで顔を見るたびにホッとするよ」

座長「で、バブル崩壊のあとは……」
作家「大学で教えないかって話があって、準備してた」
座長「良い話じゃない」
作家「それが、阪神淡路大震災で、それどころじゃなくなった」
座長「なんてこと……」
作家「誰のせいにもできないし、大震災のあとでもちゃんとやってる人もいたんだから、話がいつの間にか消えてしまったのも、まあ、不徳のいたすところかな」

座長「それからも大学では教えてたんでしょ」
作家「あちこちでポツポツとね、臨時収入程度に。でも、それもいつの間にかなくなった」
座長「バブルの頃に稼いだお金は……」
作家「酒とクラシックのCDに消えた」
座長「で、奥様に……」
作家「喰わして貰ってた。と言うか、今でも」
座長「二十年以上」
作家「そういうこと」
座長「奥様エライわぁ」
作家「まあ、詩人なんてそんなもんでしょ」
座長「いや、奥様エライ」





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プロフィール
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学生の頃から、ホールや福祉施設、商業施設などに呼ばれる形で歌ってきましたが、やはり自分たちの企画で自分たちの音楽をやりたいという思いが強くなり、劇作家・作詞家の伊佐山紫文氏を座付作家として私(浅川)が座長となり、「夙川座」を立ち上げました。

私たちの音楽の特徴は、クラシックの名曲を私たちオリジナルの日本語歌詞で歌うという点にあります。

イタリア語やドイツ語、フランス語などの原語の詩の美しさを楽しみ、原語だからこそ味わえる発声の素晴らしさを聴くことも良いのですが、その一方で、歌で最も大切なのは、歌詞が理解できる、共感できる、心に届くということもあります。

クラシック歌曲の美しい旋律に今のわたしたち、日本人に合った歌詞をつけて歌う、聴くことも素敵ではないかと思います。

オリジナル歌詞の歌は50曲を超え、自主制作のCDも十数枚になりました。

2014年暮れには、梅田グランフロント大阪にある「URGE」さんで、なかまとオリジナル歌詞による夢幻オペラ「幻 二人の光源氏」を公演いたしました。

これらの活動から、冗談のように「夙川座」立ち上げへと向かいました。

夙川は私(浅川)が関西に来て以来、10年住み続けている愛着のある土地だからです。
地元の方々に愛され、また、夙川から日本全国に向けて、オリジナル歌詞によるクラシック歌謡の楽しい世界を広げていきたいという思いを込めています。

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