オリジナル脚本のオペレッタや、朗読とのコラボ、ポピュラーヴォーカルとのコラボなど、様々な場所、お客様に合わせたコンサート、舞台を企画しています!! 夙川、苦楽園がベースです。 どうぞよろしくおねがいいたします。
2016年08月19日

昨日の座長と作家22

昨日の座長と作家22


「人間的なヤマトタケル」

座長「ヤマトタケルのことは前から書こうと思ってたの?」
作家「前に一緒に行った雑誌、あったでしょ」
座長「うん。あなたが副編集長してた……」
作家「その雑誌に、覆面作家って形で、地域の昔話を連載してたんだよ。それで、神戸市東灘区の『灘の一つ火』をとりあげたことがあって」

座長「それがヤマトタケルと……」
作家「東灘の保久良神社の『灘の一つ火』って伝説があって、ここの社頭の灯明台の神火のことなんだけど、ヤマトタケルがクマソ征伐からの帰りに航路に迷ったとき、この火の光りを頼りにナニワの湊にたどり着いたって説話」

座長「それは古事記には……」
作家「ない。神社の言い伝え。それを物語にして書いたんだよね。それが大反響で」
座長「やっぱり、ヤマトタケルは好かれてるんだね」
作家「古事記の中でも際だって人間的なんだよね。父に言われてクマソ征伐にいったは良いが、すぐに東を攻めろって追い出されて、それで伊勢にいた伯母、ヤマトヒメのところに泣き言を言いに行く」

座長「そのシーン、うちの『ヤマトタケル』でもあるよね」
作家「そう。古事記の印象的なシーンは出来るだけ入れたかった」
座長「父親の命令と、自分の心と、葛藤に苦しむヤマトタケルは必見よね」
作家「シューベルトの名曲に載せてみました」
座長「みなさま、是非、劇場でお聞き下さい」





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プロフィール
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学生の頃から、ホールや福祉施設、商業施設などに呼ばれる形で歌ってきましたが、やはり自分たちの企画で自分たちの音楽をやりたいという思いが強くなり、劇作家・作詞家の伊佐山紫文氏を座付作家として私(浅川)が座長となり、「夙川座」を立ち上げました。

私たちの音楽の特徴は、クラシックの名曲を私たちオリジナルの日本語歌詞で歌うという点にあります。

イタリア語やドイツ語、フランス語などの原語の詩の美しさを楽しみ、原語だからこそ味わえる発声の素晴らしさを聴くことも良いのですが、その一方で、歌で最も大切なのは、歌詞が理解できる、共感できる、心に届くということもあります。

クラシック歌曲の美しい旋律に今のわたしたち、日本人に合った歌詞をつけて歌う、聴くことも素敵ではないかと思います。

オリジナル歌詞の歌は50曲を超え、自主制作のCDも十数枚になりました。

2014年暮れには、梅田グランフロント大阪にある「URGE」さんで、なかまとオリジナル歌詞による夢幻オペラ「幻 二人の光源氏」を公演いたしました。

これらの活動から、冗談のように「夙川座」立ち上げへと向かいました。

夙川は私(浅川)が関西に来て以来、10年住み続けている愛着のある土地だからです。
地元の方々に愛され、また、夙川から日本全国に向けて、オリジナル歌詞によるクラシック歌謡の楽しい世界を広げていきたいという思いを込めています。

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