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2017年09月25日

伊佐山紫文70

 コープさんの宅配に登録した。
 営業に来た若者の感じが良く、そのあとに説明に来た上司も口が上手いので、ついつい、こちらもコープさんと仕事をしたばかりなんで、と口を滑らせ、結局、契約まで。
 けれど、何か腑に落ちないものがあって、ちょっとカマをかけてみた。
 そうしたら、
「私たち、コープさんと契約した配送業者なので……」
 なるほど!
 と、思った。
 コープさんに、こんな営業上手な人はそうそういない、と思っていたから。
 とにかく手際が良い。
 新規手続きから、口座登録まで、一気に済ます。
 これまでだったら、どこかで滞って、
「あとは店舗でお願いします」
 となるところ。
 こっちも面倒だから、それまでになっていた。
 そんなことが数度あったんじゃないか。
 そうか、コープさん、根幹事業の宅配までアウトソーシング(外部委託)なのか……
 考えてみれば、私が関わったコープさんの雑誌『ライフステーション』(現ステーション)もアウトソーシングの走りだったのかも知れない。
 ただ、あまりにも「走り」すぎた。
 何せ、相手は資本主義の権化のような角川書店である。
 話が全く噛み合わないことが毎回起こる。
 そのたびに編集長が東京から飛んでくる。
 で、夜、関西で唯一の角川編集社員である私は、編集長の酒の相手をしながら説教される。
 でもね、こうなった原因は、お互いの企業体質の違いなんですよ、とは言えない。
 雑誌の編集とは言え、取引である以上、齟齬を正当化するに、絶対に社風の違いを理由にしてはいけない。
 意思疎通を図れなかった私の責任なのである。
 ただ、それでも、徐々に、お互いにこれはミスマッチなのではないかと思い始めた。
 あるとき、コープさんとの合同編集会議にやってきた編集長が、事業部までタクシーで乗り付けたのに、
「オレ、もう嫌だ、病気だってことにして、欠席させてくれ」
 と、そのまま東京に帰ってしまった。
 小学館で長いこと学年雑誌の編集長を務め、角川では数々の雑誌を創刊してきた名物編集長が音を上げてしまったのだ。
 どちらが悪いというのではない、と思う。
 単なるミスマッチである。
 その後、角川書店は去り、色々あって今に至るのだが、その経過は良く知らないので書けない。
 なんにせよ、自分たちだけでやってても良くないし、アウトソーシングも時には失敗する。
 難しい時代になったもんだとは思う。
 それでも、宅配の登録がスーッと30分で出来る時代になったのはすごいと思う。
 これまで20数年間、やろうとして、どこかで滞って、ずっと出来なかったことなのだから。
   

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プロフィール
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学生の頃から、ホールや福祉施設、商業施設などに呼ばれる形で歌ってきましたが、やはり自分たちの企画で自分たちの音楽をやりたいという思いが強くなり、劇作家・作詞家の伊佐山紫文氏を座付作家として私(浅川)が座長となり、「夙川座」を立ち上げました。

私たちの音楽の特徴は、クラシックの名曲を私たちオリジナルの日本語歌詞で歌うという点にあります。

イタリア語やドイツ語、フランス語などの原語の詩の美しさを楽しみ、原語だからこそ味わえる発声の素晴らしさを聴くことも良いのですが、その一方で、歌で最も大切なのは、歌詞が理解できる、共感できる、心に届くということもあります。

クラシック歌曲の美しい旋律に今のわたしたち、日本人に合った歌詞をつけて歌う、聴くことも素敵ではないかと思います。

オリジナル歌詞の歌は50曲を超え、自主制作のCDも十数枚になりました。

2014年暮れには、梅田グランフロント大阪にある「URGE」さんで、なかまとオリジナル歌詞による夢幻オペラ「幻 二人の光源氏」を公演いたしました。

これらの活動から、冗談のように「夙川座」立ち上げへと向かいました。

夙川は私(浅川)が関西に来て以来、10年住み続けている愛着のある土地だからです。
地元の方々に愛され、また、夙川から日本全国に向けて、オリジナル歌詞によるクラシック歌謡の楽しい世界を広げていきたいという思いを込めています。

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