オリジナル脚本のオペレッタや、朗読とのコラボ、ポピュラーヴォーカルとのコラボなど、様々な場所、お客様に合わせたコンサート、舞台を企画しています!! 夙川、苦楽園がベースです。 どうぞよろしくおねがいいたします。
2017年09月27日

伊佐山紫文72

 関西に出て色々な職につき、ライターになってからは様々な仕事を受けてきたものだから、変なところに妙な知り合いがいたりする。
 で、そのような変で妙なつながりを利用して仕事を進めたり。
 こういう「つながり」を、きっと世間では「人脈」というのだろうが、私の場合、孤立した知り合いがあちこちにいるだけなので、「山脈」の比喩としての「人脈」とは言いがたい。
 たとえば、チラシのデザインを誰かに頼む。
 値段的にあの人はムリでも、この人なら大丈夫、とか色々考えて。
 こうして、ずっと以前の知り合いに仕事を振ることもある。
 データはPDFでもらって、印刷はラクスルで。
 みたいな感じ。
 夙川座をやり始める前の人間関係で回していく。
 こんなことを繰り返しても、なんの新しい繋がりも出来ない。
 だから、その意味でも人脈とは呼べない。
 というのがここ数年だったのが、だんだん状況が変わってきた。
 面白い偶然というか、新しい出会いや、つながりが出来てきた。
 先日も、衣装の打ち合わせで心斎橋に出て、和楽器奏者の勝井粧子さんと着付けの「うめ子屋」さんの入ったビルを探していると、いきなり、
「イサヤマさん!」
 と声をかけられ、そっちを見れば、『神戸事件始末』の記事を書いてくれた「山陽新聞」の窪田さん。
 ちょうど、その記事の載った新聞をうめ子屋さんに届けに来たところだったとか。
「岡山公演、実現させましょう」と誓い合って分かれた。
 その後、勝井さんと、上手く行った舞台は色々良い偶然が重なるね、などと話しつつ、うめ子屋さんへ。
 で、着付けが終わるまで外に出て心斎橋をぶらつき、本当にここは外国人の街になったんだなぁと実感。
 大丸の南館はほとんど外国人向けの免税店になってるし……
 着付けが終わった勝井さんの和装はもう、最高の出来で、今から10月21日(土)の『恋の名残 新説・曽根崎心中』(於新大阪ムラマツリサイタルホール)が楽しみ。
 勝井粧子さんには二幕の冒頭で三味線を演奏して頂きます。
 舞台に和楽器を乗せるのは初めての試みで、皆さん、楽しみにして下さいね。
 それで、うめ子さん、勝井さんと話して、やっぱりこれからはインバウンドやね、と盛り上がった。
 とにかくコンテンツはある。
 夙川座は和物の歌芝居、勝井さんは和楽器、うめ子屋さんは着物。
 それぞれに外国人ウケするだろうコンテンツは持っている。
 これらをどうつなげ、生かしていくか。
 ここからが本当の「人脈」の世界なのだろう、と思っている。
 もちろん、作品の質が良くなければ「人脈」も何もあったものではないわけで、それは心して創り上げながら、もっと広い「世界」へと人脈を広げていこう。
 
 

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プロフィール
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学生の頃から、ホールや福祉施設、商業施設などに呼ばれる形で歌ってきましたが、やはり自分たちの企画で自分たちの音楽をやりたいという思いが強くなり、劇作家・作詞家の伊佐山紫文氏を座付作家として私(浅川)が座長となり、「夙川座」を立ち上げました。

私たちの音楽の特徴は、クラシックの名曲を私たちオリジナルの日本語歌詞で歌うという点にあります。

イタリア語やドイツ語、フランス語などの原語の詩の美しさを楽しみ、原語だからこそ味わえる発声の素晴らしさを聴くことも良いのですが、その一方で、歌で最も大切なのは、歌詞が理解できる、共感できる、心に届くということもあります。

クラシック歌曲の美しい旋律に今のわたしたち、日本人に合った歌詞をつけて歌う、聴くことも素敵ではないかと思います。

オリジナル歌詞の歌は50曲を超え、自主制作のCDも十数枚になりました。

2014年暮れには、梅田グランフロント大阪にある「URGE」さんで、なかまとオリジナル歌詞による夢幻オペラ「幻 二人の光源氏」を公演いたしました。

これらの活動から、冗談のように「夙川座」立ち上げへと向かいました。

夙川は私(浅川)が関西に来て以来、10年住み続けている愛着のある土地だからです。
地元の方々に愛され、また、夙川から日本全国に向けて、オリジナル歌詞によるクラシック歌謡の楽しい世界を広げていきたいという思いを込めています。

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