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2018年06月03日

伊佐山紫文172

『素粒子物理学をつくった人びと 上下』
ロバート・P. クリース 、チャールズ・C. マン著 鎮目 恭夫 、林 一 、小原 洋二、岡村 浩訳 ハヤカワ文庫
 芸術や学問は、歴史を紐解く限り、ひとすじの道をビッグネームが堂々と脇目もふらずに歩んできたように見えるものだ。
 バッハ→ハイドン→モーツァルト→ベートーヴェン……
 ガリレオ→ニュートン→アインシュタイン……
 が、現実は違う。
 たとえば物理学という、客観性の担保を確固として受けたような学問でも、そこには理論家と実験家との確執があり、人間同士のドロドロな絡み合いがあって、学問自体が右往左往する。
 アインシュタインは確かに相対性理論で物理学に革命を起こしたが、一方ではもう一つの革命である素粒子物理学を終生認めることなく、各方面に混乱をもたらした。
 本書は、そういう、素粒子物理学のドロドロな人間関係の歩みを詳細に描きつつ、筆致は極めて冷静で、読後感も爽やかである。

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プロフィール
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学生の頃から、ホールや福祉施設、商業施設などに呼ばれる形で歌ってきましたが、やはり自分たちの企画で自分たちの音楽をやりたいという思いが強くなり、劇作家・作詞家の伊佐山紫文氏を座付作家として私(浅川)が座長となり、「夙川座」を立ち上げました。

私たちの音楽の特徴は、クラシックの名曲を私たちオリジナルの日本語歌詞で歌うという点にあります。

イタリア語やドイツ語、フランス語などの原語の詩の美しさを楽しみ、原語だからこそ味わえる発声の素晴らしさを聴くことも良いのですが、その一方で、歌で最も大切なのは、歌詞が理解できる、共感できる、心に届くということもあります。

クラシック歌曲の美しい旋律に今のわたしたち、日本人に合った歌詞をつけて歌う、聴くことも素敵ではないかと思います。

オリジナル歌詞の歌は50曲を超え、自主制作のCDも十数枚になりました。

2014年暮れには、梅田グランフロント大阪にある「URGE」さんで、なかまとオリジナル歌詞による夢幻オペラ「幻 二人の光源氏」を公演いたしました。

これらの活動から、冗談のように「夙川座」立ち上げへと向かいました。

夙川は私(浅川)が関西に来て以来、10年住み続けている愛着のある土地だからです。
地元の方々に愛され、また、夙川から日本全国に向けて、オリジナル歌詞によるクラシック歌謡の楽しい世界を広げていきたいという思いを込めています。

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