2018年06月03日
伊佐山紫文172
『素粒子物理学をつくった人びと 上下』
ロバート・P. クリース 、チャールズ・C. マン著 鎮目 恭夫 、林 一 、小原 洋二、岡村 浩訳 ハヤカワ文庫
芸術や学問は、歴史を紐解く限り、ひとすじの道をビッグネームが堂々と脇目もふらずに歩んできたように見えるものだ。
バッハ→ハイドン→モーツァルト→ベートーヴェン……
ガリレオ→ニュートン→アインシュタイン……
が、現実は違う。
たとえば物理学という、客観性の担保を確固として受けたような学問でも、そこには理論家と実験家との確執があり、人間同士のドロドロな絡み合いがあって、学問自体が右往左往する。
アインシュタインは確かに相対性理論で物理学に革命を起こしたが、一方ではもう一つの革命である素粒子物理学を終生認めることなく、各方面に混乱をもたらした。
本書は、そういう、素粒子物理学のドロドロな人間関係の歩みを詳細に描きつつ、筆致は極めて冷静で、読後感も爽やかである。
ロバート・P. クリース 、チャールズ・C. マン著 鎮目 恭夫 、林 一 、小原 洋二、岡村 浩訳 ハヤカワ文庫
芸術や学問は、歴史を紐解く限り、ひとすじの道をビッグネームが堂々と脇目もふらずに歩んできたように見えるものだ。
バッハ→ハイドン→モーツァルト→ベートーヴェン……
ガリレオ→ニュートン→アインシュタイン……
が、現実は違う。
たとえば物理学という、客観性の担保を確固として受けたような学問でも、そこには理論家と実験家との確執があり、人間同士のドロドロな絡み合いがあって、学問自体が右往左往する。
アインシュタインは確かに相対性理論で物理学に革命を起こしたが、一方ではもう一つの革命である素粒子物理学を終生認めることなく、各方面に混乱をもたらした。
本書は、そういう、素粒子物理学のドロドロな人間関係の歩みを詳細に描きつつ、筆致は極めて冷静で、読後感も爽やかである。
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | ||||
4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 |
18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 |
25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 |
最近の記事
11月21日日曜日大阪で上方ミュージカル! (7/24)
リモート稽古 (7/22)
11月21日(日)大阪にて、舞台「火の鳥 晶子と鉄幹」 (7/22)
茂木山スワン×伊佐山紫文 写真展 (5/5)
ヘアサロン「ボザール」の奇跡 (2/28)
ヘアサロン「ボザール」の奇跡 (2/26)
ヘアサロン「ボザール」の奇跡 (2/25)
yutube配信前、数日の会話です。 (2/25)
初の、zoom芝居配信しました! (2/24)
過去記事
最近のコメント
notebook / 9月16土曜日 コープ神戸公演
岡山新選組の新八参上 / 9月16土曜日 コープ神戸公演
notebook / ムラマツリサイタルホール新・・・
山岸 / 九州水害について
岡山新選組の新八参上 / 港都KOBE芸術祭プレイベント
お気に入り
ブログ内検索
QRコード

アクセスカウンタ
読者登録