2018年06月28日
伊佐山紫文181
『ベンヤミン・コレクション〈1〉近代の意味』
ヴァルター ベンヤミン著 浅井 健二郎編訳 久保 哲司訳 ちくま学芸文庫
もう40年も前になるのか、父の蔵書にベンヤミンの『暴力批判論』があった。
パラパラ見たとて何のことやらサッパリ、邦訳も悪かったことは後になって知ったが、そもそもベンヤミンのドイツ語そのものが超難解、だから日本語で読んでも何が何やら。
ところが、今回、ドイツの「バロック悲劇」のことで軽く読み始めたベンヤミンだったのに、読み進むうち、ジャンル関係なくベンヤミンそのものの面白さに気づいてしまった。
マルクス主義の用語を使っていながら、マルクスとは何の関係もない神秘主義。
本書冒頭の言語論など、現在の言語学からすれば文学青年の白昼夢でしかなかろうが、奇妙な魅力に溢れている。
巻末の「歴史哲学テーゼ」も同様で、正常な大人から見れば下らない思いつきの羅列にすぎないのに、なぜか心を打つ。
こんな内容をしかも難解な文体で書いてちゃ博士号などとれなくて当然だけれど、それでもマスコミでやっていけてたんだから、ある意味、当時のドイツの一般読者の知性に感服する。
なのにナチズムはドイツどころかヨーロッパを席巻し、亡命に失敗したベンヤミンは1940年、服毒して果てる。
1892年生まれのベンヤミンはまだ40代だった。
ヴァルター ベンヤミン著 浅井 健二郎編訳 久保 哲司訳 ちくま学芸文庫
もう40年も前になるのか、父の蔵書にベンヤミンの『暴力批判論』があった。
パラパラ見たとて何のことやらサッパリ、邦訳も悪かったことは後になって知ったが、そもそもベンヤミンのドイツ語そのものが超難解、だから日本語で読んでも何が何やら。
ところが、今回、ドイツの「バロック悲劇」のことで軽く読み始めたベンヤミンだったのに、読み進むうち、ジャンル関係なくベンヤミンそのものの面白さに気づいてしまった。
マルクス主義の用語を使っていながら、マルクスとは何の関係もない神秘主義。
本書冒頭の言語論など、現在の言語学からすれば文学青年の白昼夢でしかなかろうが、奇妙な魅力に溢れている。
巻末の「歴史哲学テーゼ」も同様で、正常な大人から見れば下らない思いつきの羅列にすぎないのに、なぜか心を打つ。
こんな内容をしかも難解な文体で書いてちゃ博士号などとれなくて当然だけれど、それでもマスコミでやっていけてたんだから、ある意味、当時のドイツの一般読者の知性に感服する。
なのにナチズムはドイツどころかヨーロッパを席巻し、亡命に失敗したベンヤミンは1940年、服毒して果てる。
1892年生まれのベンヤミンはまだ40代だった。
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