オリジナル脚本のオペレッタや、朗読とのコラボ、ポピュラーヴォーカルとのコラボなど、様々な場所、お客様に合わせたコンサート、舞台を企画しています!! 夙川、苦楽園がベースです。 どうぞよろしくおねがいいたします。
2018年12月01日

伊佐山紫文234

『クララ・シューマン 天才のヨメはん』の脚本の打ち出しと使用楽曲の楽譜まとめが終わった。
 座付作家としての仕事はこれで終わり。
 あとはスタッフとしてコピー取ったり、「皆さん忙しくて練習時間が合わない!」とかって叫んでる座長(社長)の愚痴を聞いたり、練習にきちんと顔を出したりといった事務的なものばかり。
 それにしても作家や詩人、そして作曲家の伝記を読むと、こういう天才たちが如何に事務処理能力に欠けていたかがそれこそ列挙されていて、驚愕する。
 そう言えば、昔、日田の豆田の家で、焼肉か何かをするとき、高価な円卓が汚れないように、父が新聞紙を上に敷いていたことがあった。
 それを見た母が、
「ほれ見なさい。お父さんは詩人で何にも出来ないように見えるけど、ちゃんとこう言う気遣いも出来るのよ」
 なるほど、ではないが、何かを納得したような気がした。
 今の言葉で言えば創造性(クリエイティブ)と事務処理能力(ルーチン・ワーク)は両立しないんだな、という直観だった。
 天は二物を与えずとは、今で言う「発達凸凹」(数学の天才が言葉が苦手だったり)の問題なのかも知れない。
 私自身もかなり能力の凸凹があることが最近になってわかってきた。
 書くのは早いし事務処理能力もかなり高い方だと思うけれど、これを同時にやることが出来ない。
 ものを書いていると、妻から「キミ、小説とか書いてないか」と言われる。
「最近、飯がまずい」
 おそらく、創作と家事では使う脳の部位が違うのだろう。
 創作脳にエネルギーをとられ、家事脳の活性が落ちる。
 そんなところじゃないだろうか。
 ここ数週間は創作脳全開で、家事脳はお休み、簡単な料理しかしていないものだから、宅配の野菜が溜まりまくっている。
 明日から本格的に事務処理脳に切り替えて、ガシュガシュ料理も作って行こう。
 今日はまあ、過渡期ということで、簡単な料理と酒で創作脳をいたわりますわ。
 
 

Posted by notebook │Comments(0)
このBlogのトップへ
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。
プロフィール
notebook
notebook
学生の頃から、ホールや福祉施設、商業施設などに呼ばれる形で歌ってきましたが、やはり自分たちの企画で自分たちの音楽をやりたいという思いが強くなり、劇作家・作詞家の伊佐山紫文氏を座付作家として私(浅川)が座長となり、「夙川座」を立ち上げました。

私たちの音楽の特徴は、クラシックの名曲を私たちオリジナルの日本語歌詞で歌うという点にあります。

イタリア語やドイツ語、フランス語などの原語の詩の美しさを楽しみ、原語だからこそ味わえる発声の素晴らしさを聴くことも良いのですが、その一方で、歌で最も大切なのは、歌詞が理解できる、共感できる、心に届くということもあります。

クラシック歌曲の美しい旋律に今のわたしたち、日本人に合った歌詞をつけて歌う、聴くことも素敵ではないかと思います。

オリジナル歌詞の歌は50曲を超え、自主制作のCDも十数枚になりました。

2014年暮れには、梅田グランフロント大阪にある「URGE」さんで、なかまとオリジナル歌詞による夢幻オペラ「幻 二人の光源氏」を公演いたしました。

これらの活動から、冗談のように「夙川座」立ち上げへと向かいました。

夙川は私(浅川)が関西に来て以来、10年住み続けている愛着のある土地だからです。
地元の方々に愛され、また、夙川から日本全国に向けて、オリジナル歌詞によるクラシック歌謡の楽しい世界を広げていきたいという思いを込めています。

< 2025年04月 >
S M T W T F S
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30      
カテゴリ
QRコード
QRCODE
アクセスカウンタ
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 0人