オリジナル脚本のオペレッタや、朗読とのコラボ、ポピュラーヴォーカルとのコラボなど、様々な場所、お客様に合わせたコンサート、舞台を企画しています!! 夙川、苦楽園がベースです。 どうぞよろしくおねがいいたします。
2018年12月07日

伊佐山紫文238

 M1を観ていて思ったのは、ヴィジュアル重視というのもあるけれど、物語の人間関係が水平だなあと言うこと。
 親子や上司部下の垂直関係のネタが極端に少ない。
 ボケとツッコミが同じ社会的位置に立って物語を組み上げる。
 それはそれで面白いのだけれど、やはり、どうしても物語としての深みに欠ける。
 人情や義理がそこからは抜け落ちるから。
 と言うより、そういう古くてベタッとしたものを丁寧に取り除いた上に、今のお笑いが成立しているのかも知れない。
 私などは古い人間なので、物語の本質は義理と人情だと思っている。
 ヘーゲル的に言えば、社会の論理と家族の情の二者択一である。
 誰でも体験することで言えば、たとえば反抗期。
 発達心理学的(と言っても異端的な仮設だが)に言えば、同世代の中で社会化していく子供と、家庭内に留まる親との葛藤。
 子供はある時期が来ると、家族よりも友人達の中で過ごすことを好むようになり、次第に同世代集団の都合を優先するようになっていく。
 悪い仲間の中で覚えた悪習を、親がいくら諫止してもやめることはない。
 もはや子供は社会化を始めているのである。
 この、社会と家族の葛藤こそ物語の生まれ来る故郷であり、ギリシャ神話を引いてヘーゲルが指摘するように、人倫の源である。
 一時のお笑いではなく、人の心を少しでも動かそうと思うなら、一度はこの故郷に帰って自分の原風景を眺めることが必要だと思う。
 その意味で、私が最近、最も注目しているのが、大阪の若手二人組「トット」である。
 東京では湿っぽく感じられるのか、あまり評価されていないようではあるが、私が見るに上方人情話の正統な後継者であり、何より面白い。
 ネットを見ていたら、まさに「反抗期」という作品が上がっていたので紹介しよう。
 これをテレビで見たとき、妻と息子と三人で笑い転げたものだ。
 こう言うネタなら、何本でも書いてあげるよ。


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プロフィール
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学生の頃から、ホールや福祉施設、商業施設などに呼ばれる形で歌ってきましたが、やはり自分たちの企画で自分たちの音楽をやりたいという思いが強くなり、劇作家・作詞家の伊佐山紫文氏を座付作家として私(浅川)が座長となり、「夙川座」を立ち上げました。

私たちの音楽の特徴は、クラシックの名曲を私たちオリジナルの日本語歌詞で歌うという点にあります。

イタリア語やドイツ語、フランス語などの原語の詩の美しさを楽しみ、原語だからこそ味わえる発声の素晴らしさを聴くことも良いのですが、その一方で、歌で最も大切なのは、歌詞が理解できる、共感できる、心に届くということもあります。

クラシック歌曲の美しい旋律に今のわたしたち、日本人に合った歌詞をつけて歌う、聴くことも素敵ではないかと思います。

オリジナル歌詞の歌は50曲を超え、自主制作のCDも十数枚になりました。

2014年暮れには、梅田グランフロント大阪にある「URGE」さんで、なかまとオリジナル歌詞による夢幻オペラ「幻 二人の光源氏」を公演いたしました。

これらの活動から、冗談のように「夙川座」立ち上げへと向かいました。

夙川は私(浅川)が関西に来て以来、10年住み続けている愛着のある土地だからです。
地元の方々に愛され、また、夙川から日本全国に向けて、オリジナル歌詞によるクラシック歌謡の楽しい世界を広げていきたいという思いを込めています。

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