オリジナル脚本のオペレッタや、朗読とのコラボ、ポピュラーヴォーカルとのコラボなど、様々な場所、お客様に合わせたコンサート、舞台を企画しています!! 夙川、苦楽園がベースです。 どうぞよろしくおねがいいたします。
2019年01月10日

伊佐山紫文269

 私の冬休みの思い出と言えば、小学校低学年であれば凧揚げや駒回しであり、それ以後はフナ釣りやルアー釣りで、基本的にアウトドアである。
 そんな私から見れば、息子のゲーム熱は異常としか言いようがない。
 何をやってるのかは知らないが、パソコン、スマホ、ゲーム機をとっかえひっかえ、常に何かをいじっている。
 時折、
「なんでだよ! おかしいだろ!」
 とか声を発するので、何か勝負事をやってるんだなとは思う。
 おそらく高濃度テストステロン被爆児なので、顔の横幅が広く、負けず嫌いで、闘争心が旺盛である。
 だから常に何かと戦っている。
 戦うのはいい。
 この世は不条理に充ち満ちているから。
 それでも、一つの不条理をただせば、次には二つの不条理が生まれ出る。
 その繰り返しで、完全な世の中などあり得ない。
 お父さんはもうお前が生まれる何年も前に、不条理との戦いはあきらめて、不条理と遊ぶことにした。
 不条理を歌にする、芝居にする。
 それで人が泣き、笑い、少しでもその人の人生が浄化されればそれで良いじゃないか、と。
 そんな歌や芝居を書くためには、まあ、勉強ですわ。
 漱石の生きた年齢はとっくに超え、もちろんシェイクスピアも超え、マーラーも超え、才能とかそういうのに頼れないことがわかってくれば、あとは勉強しかありまへん。
 問題は、何をどう勉強したら人を感動させるのかが皆目わかっていないってことで、そこから勉強しないとあかんってことですわ。
 とりあえず、今年はカントの三批判を読み返すことから始めます。
 なんや、息子は、パソコンいじりながら笑てますけど。
 戦いにも楽しいことがあるんでしょうな。
 まあ、ええ正月ですわ。   

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プロフィール
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学生の頃から、ホールや福祉施設、商業施設などに呼ばれる形で歌ってきましたが、やはり自分たちの企画で自分たちの音楽をやりたいという思いが強くなり、劇作家・作詞家の伊佐山紫文氏を座付作家として私(浅川)が座長となり、「夙川座」を立ち上げました。

私たちの音楽の特徴は、クラシックの名曲を私たちオリジナルの日本語歌詞で歌うという点にあります。

イタリア語やドイツ語、フランス語などの原語の詩の美しさを楽しみ、原語だからこそ味わえる発声の素晴らしさを聴くことも良いのですが、その一方で、歌で最も大切なのは、歌詞が理解できる、共感できる、心に届くということもあります。

クラシック歌曲の美しい旋律に今のわたしたち、日本人に合った歌詞をつけて歌う、聴くことも素敵ではないかと思います。

オリジナル歌詞の歌は50曲を超え、自主制作のCDも十数枚になりました。

2014年暮れには、梅田グランフロント大阪にある「URGE」さんで、なかまとオリジナル歌詞による夢幻オペラ「幻 二人の光源氏」を公演いたしました。

これらの活動から、冗談のように「夙川座」立ち上げへと向かいました。

夙川は私(浅川)が関西に来て以来、10年住み続けている愛着のある土地だからです。
地元の方々に愛され、また、夙川から日本全国に向けて、オリジナル歌詞によるクラシック歌謡の楽しい世界を広げていきたいという思いを込めています。

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