オリジナル脚本のオペレッタや、朗読とのコラボ、ポピュラーヴォーカルとのコラボなど、様々な場所、お客様に合わせたコンサート、舞台を企画しています!! 夙川、苦楽園がベースです。 どうぞよろしくおねがいいたします。
2019年01月10日

伊佐山紫文273

 西宮北口を舞台に撮影される映画『にしきたショパン』のオーディションの審査員を務めることになりました。
https://www.facebook.com/pg/にしきたショパン映画化への道-1943011596017293/posts/
 25年くらいぶりの映画の仕事です。
『カメラを止めるな!』という心洗われる「映画の映画」を見た日にこのような仕事が決まり、心ときめかせています。
 実は25年くらい前は、主にシナリオを書いていました。
 小説は書けども書けども売れず、これからは「映像」だ、と腹をくくって。
 こちらも経験不足で阿保だったのと、様々な状況、人間模様、そして金銭の問題から、どれも撮影にすら入れなかったのですが、ホン(シナリオ)がそこにあることの重要さを学びました。
 それでも、いちばん勉強になったのは、情報管理の重要性です。
 当時、シナリオを書いてはテレビ局に送りまくっていました。
 新人賞みたいな七面倒くさいことやってれんわ、みたいな感じで、面白かった番組のプロデューサー宛に直接送りつける。
 今考えても無謀だし、危険だ。
 妻にはできあがった作品を読んでもらい、直すべきところは直し、送りつけてひたすら朗報を待った。
 で、ある夜の夕食の席で、妻が、
「キミのシナリオ、テレビになったんやね。お昼休みのテレビでやっとったで」
 ハァ?
 聞いてませんが?
 で、翌日、それを観てみた。
 やられた!
 アイデアの根本をパクられた!
 それでも、完パクではないから、偶然ですと言われれば何の反証もできない。
 やられた、と悔しい思いもしつつ、逆に、自分の作品が通用することがわかって、ある種の自信にはなった。
 その後、シナリオスクールにも通ったのだが、そこでのインチキのからくりを見抜いてしまい、身の危険さえ感じて、もう「映像」の世界に深く失望して脚本からも遠ざかった。
 お呼びがかかったのは「舞台」からだった。
 いろいろお約束のすったもんだはあったものの、パトリア日田での、
『二人の鬼 ひたどん物語』
 の脚本を担当した。
 これが好評で、次の仕事、日本劇作家大会での、
『フィガロの決戦!』
 の上演につながった。
 で、浅川座長と夙川座を結座して今日に至る。
 今回、夙川座の仕事が評価されて、再び映画の世界に関わることになりました。
 私の得意技はその人に当てて書く「当て書き」なのですが、今回は逆、ほかの先生の書かれたシナリオに合う人を選ばなければなりません。
 身を引き締めてがんばります。

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プロフィール
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学生の頃から、ホールや福祉施設、商業施設などに呼ばれる形で歌ってきましたが、やはり自分たちの企画で自分たちの音楽をやりたいという思いが強くなり、劇作家・作詞家の伊佐山紫文氏を座付作家として私(浅川)が座長となり、「夙川座」を立ち上げました。

私たちの音楽の特徴は、クラシックの名曲を私たちオリジナルの日本語歌詞で歌うという点にあります。

イタリア語やドイツ語、フランス語などの原語の詩の美しさを楽しみ、原語だからこそ味わえる発声の素晴らしさを聴くことも良いのですが、その一方で、歌で最も大切なのは、歌詞が理解できる、共感できる、心に届くということもあります。

クラシック歌曲の美しい旋律に今のわたしたち、日本人に合った歌詞をつけて歌う、聴くことも素敵ではないかと思います。

オリジナル歌詞の歌は50曲を超え、自主制作のCDも十数枚になりました。

2014年暮れには、梅田グランフロント大阪にある「URGE」さんで、なかまとオリジナル歌詞による夢幻オペラ「幻 二人の光源氏」を公演いたしました。

これらの活動から、冗談のように「夙川座」立ち上げへと向かいました。

夙川は私(浅川)が関西に来て以来、10年住み続けている愛着のある土地だからです。
地元の方々に愛され、また、夙川から日本全国に向けて、オリジナル歌詞によるクラシック歌謡の楽しい世界を広げていきたいという思いを込めています。

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