オリジナル脚本のオペレッタや、朗読とのコラボ、ポピュラーヴォーカルとのコラボなど、様々な場所、お客様に合わせたコンサート、舞台を企画しています!! 夙川、苦楽園がベースです。 どうぞよろしくおねがいいたします。
2019年01月13日

伊佐山紫文278

『カメラを止めるな!』を再度見た。
 妻と。
 妻は、前半のくだらないゾンビシーンで腹を抱えて笑う私を怪訝な目で見るのだが仕方ない。
 そういう映画なのだから。
 で、見終わった後、なぜか、9年前に日田でやった音楽劇、
『二人の鬼 日田どん物語』
 を見たくなった。
 年末にテレビ台を整理していてそのDVDが出てきたというのもあったし。
 で、酔った勢いもあって、セットして見た。
 正直言って、これまでの生涯、それほど多くの舞台を見てきたわけではない。
 金もないし。
 だからこれは押さえに押さえた評価になる。
 それでも、恥を忍んで言えば、
「傑作である」
『島ひきおに』以上の傑作である。
 はっきり言って、そこらのテレビドラマや映画にはない人間性の真実がきちんと描かれている。
 しかも笑いがあり、涙があり、魂の浄化のある娯楽としてきちんと成立している。
 ラストでの観客の忍び泣きにもらい泣きしてしまった。
 これはもう、10年に一度の奇跡の舞台と言っていい。
 こんな舞台の脚本を書ける奴って、いったい誰だ?
 あ、俺か。
 こんな素晴らしい舞台美術と演出ができる奴って、いったい誰だ?
 あ、樋口か。
 見終わって、なんで世間はこの二人に毎年舞台を作らせようと思わない、と、憤りさえ覚えた。
 おそらく『カメラを止めるな!』のスタッフたちも同じような憤りを抱えて生きてきたんだろうと思う。
 これだけのことが出来るスタッフやキャストがずっと無名でいたのだから。
 それでも今回、こんな大ヒットを飛ばしたんだから素晴らしい。
 おめでとう。
 あやかりたいもんです。

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プロフィール
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学生の頃から、ホールや福祉施設、商業施設などに呼ばれる形で歌ってきましたが、やはり自分たちの企画で自分たちの音楽をやりたいという思いが強くなり、劇作家・作詞家の伊佐山紫文氏を座付作家として私(浅川)が座長となり、「夙川座」を立ち上げました。

私たちの音楽の特徴は、クラシックの名曲を私たちオリジナルの日本語歌詞で歌うという点にあります。

イタリア語やドイツ語、フランス語などの原語の詩の美しさを楽しみ、原語だからこそ味わえる発声の素晴らしさを聴くことも良いのですが、その一方で、歌で最も大切なのは、歌詞が理解できる、共感できる、心に届くということもあります。

クラシック歌曲の美しい旋律に今のわたしたち、日本人に合った歌詞をつけて歌う、聴くことも素敵ではないかと思います。

オリジナル歌詞の歌は50曲を超え、自主制作のCDも十数枚になりました。

2014年暮れには、梅田グランフロント大阪にある「URGE」さんで、なかまとオリジナル歌詞による夢幻オペラ「幻 二人の光源氏」を公演いたしました。

これらの活動から、冗談のように「夙川座」立ち上げへと向かいました。

夙川は私(浅川)が関西に来て以来、10年住み続けている愛着のある土地だからです。
地元の方々に愛され、また、夙川から日本全国に向けて、オリジナル歌詞によるクラシック歌謡の楽しい世界を広げていきたいという思いを込めています。

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