オリジナル脚本のオペレッタや、朗読とのコラボ、ポピュラーヴォーカルとのコラボなど、様々な場所、お客様に合わせたコンサート、舞台を企画しています!! 夙川、苦楽園がベースです。 どうぞよろしくおねがいいたします。
2019年03月10日

伊佐山紫文297

自転車を買い換えた。
「あさひ」と「イオンサイクル」の間数キロを歩いて往復しながら、ああでもないこうでもないと思案したあげく、一番安いものを買った。
 さっき少しだけ遠乗りしてきたが、信じられないくらいペダルが軽い。
 前までのは一体何だったんだ?
 高級車でも古いというのは致命傷なんだな。
 ほとんど毎年のようにワンコイン整備して、それでもペダルは軽くならなかった。
 やっぱり、何かが、整備しても整備してもどうしようもない何かがあったんだろう。
 それでも、自転車屋の店員さんが言うには、
「昔の自転車とはものが違います。今の自転車は軽いけど長持ちはしません。素材が違いますから、昔のと同じ耐久性を求めるのは酷です」
 それはそうかも知れない。
 まだ中学生だった頃、近所にハリケーン号を乗りこなす爺さんがいた。
 ハリケーン号とは、それこそ数百メートル先からやって来ることが分かる、大迷惑な騒音自転車である。
 ガッチャガッチャ、ギッチャギッチャ、ガッチャ、ギッチャ……
 と、遙か遠くから音がして、私たちの傍らを過ぎ、また、
 ガッチャガッチャ、ギッチャギッチャ、ガッチャ、ギッチャ……
 と音を立てながら去って行く。
 騒音の割にのろくさい。
 戦争中に買ったのだという話だったから、30年以上乗り続けていたことになる。
 物持ちが良いのか、何なのか。
 今の自転車を30年乗り続けるとハリケーン号になってしまうってことだろうか。
 その前にこっちが乗れなくなるか。
 考えればハリケーン号の爺さんも80超えてたかもしれない。
 ちょうどよかったのかもね。

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プロフィール
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学生の頃から、ホールや福祉施設、商業施設などに呼ばれる形で歌ってきましたが、やはり自分たちの企画で自分たちの音楽をやりたいという思いが強くなり、劇作家・作詞家の伊佐山紫文氏を座付作家として私(浅川)が座長となり、「夙川座」を立ち上げました。

私たちの音楽の特徴は、クラシックの名曲を私たちオリジナルの日本語歌詞で歌うという点にあります。

イタリア語やドイツ語、フランス語などの原語の詩の美しさを楽しみ、原語だからこそ味わえる発声の素晴らしさを聴くことも良いのですが、その一方で、歌で最も大切なのは、歌詞が理解できる、共感できる、心に届くということもあります。

クラシック歌曲の美しい旋律に今のわたしたち、日本人に合った歌詞をつけて歌う、聴くことも素敵ではないかと思います。

オリジナル歌詞の歌は50曲を超え、自主制作のCDも十数枚になりました。

2014年暮れには、梅田グランフロント大阪にある「URGE」さんで、なかまとオリジナル歌詞による夢幻オペラ「幻 二人の光源氏」を公演いたしました。

これらの活動から、冗談のように「夙川座」立ち上げへと向かいました。

夙川は私(浅川)が関西に来て以来、10年住み続けている愛着のある土地だからです。
地元の方々に愛され、また、夙川から日本全国に向けて、オリジナル歌詞によるクラシック歌謡の楽しい世界を広げていきたいという思いを込めています。

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