オリジナル脚本のオペレッタや、朗読とのコラボ、ポピュラーヴォーカルとのコラボなど、様々な場所、お客様に合わせたコンサート、舞台を企画しています!! 夙川、苦楽園がベースです。 どうぞよろしくおねがいいたします。
2019年07月04日

伊佐山紫文362

フリッツ・ライナーのボックスを順番に聴いていて、20枚目でモーツァルト交響楽の二枚組にあたった。
 で、冒頭が36番「リンツ」である。
 これはもう、私にとっては特別な曲である。
 14年前、父が倒れ、母が倒れ、遠距離介護が始まった歳、私はもう日田に定住する覚悟でいた。
 そんなとき、日田のレコードショップにNAXOSレーベルが並んでいるのを見つけた。
 日田も捨てたもんじゃない、と感心して、モーツァルトの一枚を買った。
 カップリングは忘れたが「リンツ」が入っていた。
 私はそれからの三年間、父が逝き、母が逝くまで、日田で、繰り返し、繰り返し、小さなラジカセで「リンツ」を聞き続けた。
 父がその夢を実現させた小さな喫茶店の床で、一人、深夜、焼酎を傾けながら、透明で清浄な音楽に慰められた。
 好きか嫌いかで言えば、39番や41番「ジュピター」も大好きだけれど、私にとって「リンツ」は特別な曲である。
 好きか嫌いかじゃない、ただ、心を動かされる。
 亡き父母の思い出のように。

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プロフィール
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学生の頃から、ホールや福祉施設、商業施設などに呼ばれる形で歌ってきましたが、やはり自分たちの企画で自分たちの音楽をやりたいという思いが強くなり、劇作家・作詞家の伊佐山紫文氏を座付作家として私(浅川)が座長となり、「夙川座」を立ち上げました。

私たちの音楽の特徴は、クラシックの名曲を私たちオリジナルの日本語歌詞で歌うという点にあります。

イタリア語やドイツ語、フランス語などの原語の詩の美しさを楽しみ、原語だからこそ味わえる発声の素晴らしさを聴くことも良いのですが、その一方で、歌で最も大切なのは、歌詞が理解できる、共感できる、心に届くということもあります。

クラシック歌曲の美しい旋律に今のわたしたち、日本人に合った歌詞をつけて歌う、聴くことも素敵ではないかと思います。

オリジナル歌詞の歌は50曲を超え、自主制作のCDも十数枚になりました。

2014年暮れには、梅田グランフロント大阪にある「URGE」さんで、なかまとオリジナル歌詞による夢幻オペラ「幻 二人の光源氏」を公演いたしました。

これらの活動から、冗談のように「夙川座」立ち上げへと向かいました。

夙川は私(浅川)が関西に来て以来、10年住み続けている愛着のある土地だからです。
地元の方々に愛され、また、夙川から日本全国に向けて、オリジナル歌詞によるクラシック歌謡の楽しい世界を広げていきたいという思いを込めています。

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