2018年09月17日
伊佐山紫文200
『銃・病原菌・鉄 一万三000年にわたる人類史の謎 上下』
ジャレド・ダイアモンド著 倉骨彰訳 草思社文庫
名著だと言うことは分かっていても、なんだか胡散臭い気がして避けていた。
で、読んでみて、やっぱり胡散臭かった。
何が胡散臭いかって?
この手の生態学的地理的歴史学は説得力がありすぎて、反論を許さないところ。
それでもアセモグル&ロビンソンの『国家はなぜ衰退するのか』のような反論はある。
南北朝鮮の違いをどう説明するのか、といった類いの。
とにかく民族性を全て捨象した姿勢がリベラル臭に満ちていて胡散臭い。
民族性とかいう胡散臭さを避けたつもりのリベラル的な胡散臭さ。
朝日新聞が選定した「ゼロ年代の50冊」のベスト1になったというのも頷ける。
まさにリベラルの聖書。
なんだけれども、書いた当人も気づいていない毒もまた本書には溢れている。
この類いの毒に気づかないところがリベラルのリベラルたる所以なんだろうが。
日本についてはありがちな事実誤認もあるが、まあ、許容範囲。
ジャレド・ダイアモンド著 倉骨彰訳 草思社文庫
名著だと言うことは分かっていても、なんだか胡散臭い気がして避けていた。
で、読んでみて、やっぱり胡散臭かった。
何が胡散臭いかって?
この手の生態学的地理的歴史学は説得力がありすぎて、反論を許さないところ。
それでもアセモグル&ロビンソンの『国家はなぜ衰退するのか』のような反論はある。
南北朝鮮の違いをどう説明するのか、といった類いの。
とにかく民族性を全て捨象した姿勢がリベラル臭に満ちていて胡散臭い。
民族性とかいう胡散臭さを避けたつもりのリベラル的な胡散臭さ。
朝日新聞が選定した「ゼロ年代の50冊」のベスト1になったというのも頷ける。
まさにリベラルの聖書。
なんだけれども、書いた当人も気づいていない毒もまた本書には溢れている。
この類いの毒に気づかないところがリベラルのリベラルたる所以なんだろうが。
日本についてはありがちな事実誤認もあるが、まあ、許容範囲。
2018年09月17日
伊佐山紫文199
夙川座次回公演がほぼ決まりました。
「クララ・シューマン 清流の歌」(仮)
文学と音楽共に通じた芸術家でありながら精神を病み、46歳で没したロベルト・シューマン。
今ではその陰に隠れてしまっていますが、シューマンの妻クララこそ当時を代表するピアニストであり、稀代の女性作曲家であり、ロベルトを経済的にも精神的にも支えた一家の大黒柱でした。
次回公演ではクララの愛と生涯に焦点を当て、美しいクラシック音楽で歌い上げたいと思っています。
ちなみに「クララ」とは、英語で言えば「クリア」の名詞形、まさに清流のように澄み切った一人の女性の生涯。
これから少しずつ、物語を紡ぎ上げて参ります。
「クララ・シューマン 清流の歌」(仮)
文学と音楽共に通じた芸術家でありながら精神を病み、46歳で没したロベルト・シューマン。
今ではその陰に隠れてしまっていますが、シューマンの妻クララこそ当時を代表するピアニストであり、稀代の女性作曲家であり、ロベルトを経済的にも精神的にも支えた一家の大黒柱でした。
次回公演ではクララの愛と生涯に焦点を当て、美しいクラシック音楽で歌い上げたいと思っています。
ちなみに「クララ」とは、英語で言えば「クリア」の名詞形、まさに清流のように澄み切った一人の女性の生涯。
これから少しずつ、物語を紡ぎ上げて参ります。
2018年09月17日
伊佐山紫文198
『レディ・プレイヤー1』平成30年2018年アメリカ
監督:スティーブン・スピルバーグ 脚本:ザック・ペン、アーネスト・クライン
メカゴジラ対ガンダムが観たい人は是非。
サイズの違いは圧倒的ってことが分かる。
現時点でスピルバーグ監督の最高傑作。
★★★★★
『坂道のアポロン』
監督:三木孝浩 脚本:髙橋泉
青春の切なさ、ジャズの響き。
感動するけど、男子はあんな風に恋を語ったりはしない。
女子の妄想全開。
★★★★☆
『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』平成29年2017年アメリカ
監督:スティーヴン・スピルバーグ 脚本:リズ・ハンナ、ジョシュ・シンガー
国家の機密を巡る新聞人の意地とかそんなの。
リベラルに認められたいスピルバーグの卑しさが気持ち悪い。
★★★☆☆
『空海―KU-KAI― 美しき王妃の謎』平成30年2018年中国、日本
監督:チェン・カイコー 脚本:ワン・フイリン、チェン・カイコー
白楽天という平安時代のスーパースターが空海と共演。
李白もちょい役で登場。
阿倍仲麻呂も。
設定の面白さは買うけれど、物語はグザグザ。
★★★☆☆
『犬ヶ島』平成30年2018年アメリカ
監督・脚本:ウェス・アンダーソン
メガ崎市という独裁国家を舞台に、捨てられた犬と買い主の少年との再会。
物語そのものの楽しみより、外国人が日本をどう見ているかを知るための一本。
★★★★☆
監督:スティーブン・スピルバーグ 脚本:ザック・ペン、アーネスト・クライン
メカゴジラ対ガンダムが観たい人は是非。
サイズの違いは圧倒的ってことが分かる。
現時点でスピルバーグ監督の最高傑作。
★★★★★
『坂道のアポロン』
監督:三木孝浩 脚本:髙橋泉
青春の切なさ、ジャズの響き。
感動するけど、男子はあんな風に恋を語ったりはしない。
女子の妄想全開。
★★★★☆
『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』平成29年2017年アメリカ
監督:スティーヴン・スピルバーグ 脚本:リズ・ハンナ、ジョシュ・シンガー
国家の機密を巡る新聞人の意地とかそんなの。
リベラルに認められたいスピルバーグの卑しさが気持ち悪い。
★★★☆☆
『空海―KU-KAI― 美しき王妃の謎』平成30年2018年中国、日本
監督:チェン・カイコー 脚本:ワン・フイリン、チェン・カイコー
白楽天という平安時代のスーパースターが空海と共演。
李白もちょい役で登場。
阿倍仲麻呂も。
設定の面白さは買うけれど、物語はグザグザ。
★★★☆☆
『犬ヶ島』平成30年2018年アメリカ
監督・脚本:ウェス・アンダーソン
メガ崎市という独裁国家を舞台に、捨てられた犬と買い主の少年との再会。
物語そのものの楽しみより、外国人が日本をどう見ているかを知るための一本。
★★★★☆
最近の記事
11月21日日曜日大阪で上方ミュージカル! (7/24)
リモート稽古 (7/22)
11月21日(日)大阪にて、舞台「火の鳥 晶子と鉄幹」 (7/22)
茂木山スワン×伊佐山紫文 写真展 (5/5)
ヘアサロン「ボザール」の奇跡 (2/28)
ヘアサロン「ボザール」の奇跡 (2/26)
ヘアサロン「ボザール」の奇跡 (2/25)
yutube配信前、数日の会話です。 (2/25)
初の、zoom芝居配信しました! (2/24)
過去記事
最近のコメント
notebook / 9月16土曜日 コープ神戸公演
岡山新選組の新八参上 / 9月16土曜日 コープ神戸公演
notebook / ムラマツリサイタルホール新・・・
山岸 / 九州水害について
岡山新選組の新八参上 / 港都KOBE芸術祭プレイベント
お気に入り
ブログ内検索
QRコード

アクセスカウンタ
読者登録