2019年05月03日
伊佐山紫文338
『HOSTILE ホスティル』平成30年2018年フランス
監督・脚本:マチュー・テュリ
人類滅亡寸前のゾンビ物。
これがこの監督の長編デビューというのだから、映画とはつくづく才能だと思う。
低予算のゾンビ物としてはこれ以上ない完成度。
なんでフランス映画なのに英語なんだ?
★★★★☆
2019年05月03日
伊佐山紫文336
『MiND マインド 心の哲学』
ジョン・R・サール著 山本貴光・吉川浩満訳 ちくま学芸文庫
アメリカ哲学界の大御所による「心の哲学」の入門書。
読みやすいけれど、難解な部分はそれなりに難しい。
それだけ著者は本気だってことだろう。
著者の立つ「生物学的自然主義」は、言ってみれば、人間は進化の産物だってことで、だったらその「意識」も生物学的に説明できる、という立場だ。
ただし、著者は心身二元論を採らないから、議論は少し込み入ったものになる。
込み入ったものになるが、そこがたまらなく刺激的でもある。
独仏系の現代思想とは一線を画す科学哲学と言ったところだろう。
2019年05月03日
伊佐山紫文336
『不思議な数eの物語』
E.マオール著 伊理由美訳 ちくま学芸文庫
高校生だった頃、自然対数の底であるeにとりつかれた。
図書室の関連書や一般書を買ってきて読み漁ったけれど、不思議なことに「e」そのものの説明に特化した本は無かったように思う。
なぜ?
著者も同様の疑問を抱いたらしく、この本を自身で書き上げる動機となったという。
同じちくま学芸文庫に吉田武先生の『オイラーの贈物』が有るけれど、これは本当に数学を勉強したい人のための本で、しかも絶版。
もっと「e」に特化して、数学を巡る人間ドラマも楽しみたい人にはこっち。
2019年05月03日
伊佐山紫文335
『インビジブル 暗殺の旋律を弾く女』平成30年2018年イギリス、アメリカ
監督:アンソニー・バーン
脚本:アンソニー・バーン 、 ナタリー・ドーマー
ネットに出てる「あらすじ」とは全く違う物語。
盲目のピアニストが「自殺」現場を「目撃」してしまう。
で、もし見えていたら、ある組織から殺される。
逃亡物語かと思いきや、物語は一気に反転して、追われるものが追うものに。
そしてヨーロッパの暗部が明るみに。
原題は「IN DARKNESS 」。
色々矛盾は有るけれど、良く練られたシナリオだし、ちゃんと評価してきちんと紹介してあげようよ、配給さん。
★★★★★
2019年05月03日
伊佐山紫文334

急遽「指揮者」役を仰せつかり、練習しております。
「ご当地マエストロ」に見えるよう、精進いたします。
2019年05月03日
伊佐山紫文333
『ロスト・イン・パリ』平成28年2016年フランス・ベルギー
監督・脚本:ドミニク・アベル、フィオナ・ゴードン
エッフェル塔から眺めるパリの朝、サティのジムノペディがこれほど合うシーンは他にないと断言できる。
とにかくすべてが可愛らしい。
カナダにいる姪がパリの伯母に会いに行き、携帯も荷物も無くして迷うってだけの内容なのに、もうとにかく、すべてが可愛らしい。
フランス人らしい意地悪なエスプリも可愛らしい。
大笑いも無く、涙もない、けれど心が洗われる。
人生を愛する人なら観ておくべき傑作中の傑作。
同時収録の短編も面白い。
★★★★★
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