オリジナル脚本のオペレッタや、朗読とのコラボ、ポピュラーヴォーカルとのコラボなど、様々な場所、お客様に合わせたコンサート、舞台を企画しています!! 夙川、苦楽園がベースです。 どうぞよろしくおねがいいたします。
2019年03月11日

伊佐山紫文307

学生の芝居を見に行った。
 何というのか、そういうものをやりたい時期だというのは分かる。
 俺もそうだったから。
 でも、本(脚本)は選ばないと。
 いや、選びに選んでそうなったんだよね。
 そういうものをやりたい時期だから。
 分かる、本当に分かる。
 だからこそ、本を書いた劇作家に一言言いたい。
「下らねぇ本、書いてんじゃねえよ」
 とにかく長いんだよ、ダラダラと。
 ストーリーも、パズルを作って自分で組み立てる様子を見せるだけ、それでいて、言葉だけは過激。
 本当に下らない。
 けれど、こういうのに若者は反応すんだよな。
 俺も反応してたから、よく分かる。
 で、考えた。
 もし俺の若い頃の本をやりたいって学生が出てきたらどうするか。
 下らないから止めとけって言うかな。
 いや、金次第か。
 でも学生から金は取れんしなぁ。
 新たに書き下ろすからそれをやれって言うか。
 タダでも良いぞって。
 いや、今の俺が書くようなものは、若者はやりたくないだろうし。
 若い頃の中村光夫の名言、
「歳はとりたくないものです」
 って言われそうだな。
 これは、カミュの『異邦人』を巡る広津和郎との論争でのもの。
 後年、中村は、
「文学は老年の事業である」
 と言い放って物議を醸したが、人はみんな年をとるんだよ。
 学生の芝居、本は下らなかったが、久しぶりに若い肉体の塊を生で見て、少し若返ったような気がする。
 さて、仕事するぞ。
「文学は老年の事業である」
 とはいえ、中村光夫の老年時代の仕事が青年時代の作品の完成度を超えることは決してなかったという現実。
 嗚呼。

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プロフィール
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学生の頃から、ホールや福祉施設、商業施設などに呼ばれる形で歌ってきましたが、やはり自分たちの企画で自分たちの音楽をやりたいという思いが強くなり、劇作家・作詞家の伊佐山紫文氏を座付作家として私(浅川)が座長となり、「夙川座」を立ち上げました。

私たちの音楽の特徴は、クラシックの名曲を私たちオリジナルの日本語歌詞で歌うという点にあります。

イタリア語やドイツ語、フランス語などの原語の詩の美しさを楽しみ、原語だからこそ味わえる発声の素晴らしさを聴くことも良いのですが、その一方で、歌で最も大切なのは、歌詞が理解できる、共感できる、心に届くということもあります。

クラシック歌曲の美しい旋律に今のわたしたち、日本人に合った歌詞をつけて歌う、聴くことも素敵ではないかと思います。

オリジナル歌詞の歌は50曲を超え、自主制作のCDも十数枚になりました。

2014年暮れには、梅田グランフロント大阪にある「URGE」さんで、なかまとオリジナル歌詞による夢幻オペラ「幻 二人の光源氏」を公演いたしました。

これらの活動から、冗談のように「夙川座」立ち上げへと向かいました。

夙川は私(浅川)が関西に来て以来、10年住み続けている愛着のある土地だからです。
地元の方々に愛され、また、夙川から日本全国に向けて、オリジナル歌詞によるクラシック歌謡の楽しい世界を広げていきたいという思いを込めています。

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