オリジナル脚本のオペレッタや、朗読とのコラボ、ポピュラーヴォーカルとのコラボなど、様々な場所、お客様に合わせたコンサート、舞台を企画しています!! 夙川、苦楽園がベースです。 どうぞよろしくおねがいいたします。
2019年09月26日

伊佐山紫文401

私が学生時代だから、もう1980年代のいつかだと思うが『西暦2000年の地球』という二巻本のいかつい本が出て、それも発行者が「アメリカ合衆国政府」で、その「特別調査報告」とあっては、信頼性も抜群、このままではこの世は確実に滅ぶ、と、若かった私はノストラダムス級の衝撃を受けた。
 それ以前にも、「ローマクラブ」の『成長の限界』という恐ろしい本も出ていて、これと『西暦2000年の地球』の衝撃とで、若かった私は、この世は確実にエコロジカルな問題で滅ぶと確信したものだった。
 40半ばまで子どもを作らなかったのも、この確信があったからで、一体誰が、滅ぶと分かっている世に我が子を送り出したいか。
 まあ、全ては夢かまぼろしで、この時代の環境問題など、鎌倉時代に蔓延した末法思想のようなもの。
「公害」はもはや一時代前の死語になっていたし、現実の世はバブルに浮かれ始めていた。
 まさに『なんとなく、クリスタル』の時代で、共に浮かれ得ない陰気な連中を捉えたのが、新たな末法思想である「環境問題」だったのだ。
 私はそれにドンピシャで捉えられた。
 エコロジーこそ真理であり、これに逆らうものは全て滅ぶ。
 今思えば狂気でしかない。
 が、狂気によってしか変わらぬ世もある。
 この世が当時より良くなっているとすれば、と言うより、確実に良くなっているのだが、その動力は狂気である。
 そういうことも客観的に見られるような歳になってしまった。

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プロフィール
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学生の頃から、ホールや福祉施設、商業施設などに呼ばれる形で歌ってきましたが、やはり自分たちの企画で自分たちの音楽をやりたいという思いが強くなり、劇作家・作詞家の伊佐山紫文氏を座付作家として私(浅川)が座長となり、「夙川座」を立ち上げました。

私たちの音楽の特徴は、クラシックの名曲を私たちオリジナルの日本語歌詞で歌うという点にあります。

イタリア語やドイツ語、フランス語などの原語の詩の美しさを楽しみ、原語だからこそ味わえる発声の素晴らしさを聴くことも良いのですが、その一方で、歌で最も大切なのは、歌詞が理解できる、共感できる、心に届くということもあります。

クラシック歌曲の美しい旋律に今のわたしたち、日本人に合った歌詞をつけて歌う、聴くことも素敵ではないかと思います。

オリジナル歌詞の歌は50曲を超え、自主制作のCDも十数枚になりました。

2014年暮れには、梅田グランフロント大阪にある「URGE」さんで、なかまとオリジナル歌詞による夢幻オペラ「幻 二人の光源氏」を公演いたしました。

これらの活動から、冗談のように「夙川座」立ち上げへと向かいました。

夙川は私(浅川)が関西に来て以来、10年住み続けている愛着のある土地だからです。
地元の方々に愛され、また、夙川から日本全国に向けて、オリジナル歌詞によるクラシック歌謡の楽しい世界を広げていきたいという思いを込めています。

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