オリジナル脚本のオペレッタや、朗読とのコラボ、ポピュラーヴォーカルとのコラボなど、様々な場所、お客様に合わせたコンサート、舞台を企画しています!! 夙川、苦楽園がベースです。 どうぞよろしくおねがいいたします。
2019年11月10日

伊佐山紫文430

11歳の息子がテレビで「吉本新喜劇」初体験。
 もう、ゲタゲタ笑うわ笑うわ。
 そこで!
 と言いたくなるようなベタなボケにも反応して、ゲタゲタ笑う。
 で、ベタな人情話にも反応してしんみりしてる。
 ああ、関西人なのだな、と思う。
 私は根が九州男児だから、あまりにベタすぎるお話にはウンザリするのだが、関西生まれの息子は違うらしい。
 ベタなボケ、ベタなツッコミに笑う笑う。
 実際、あらためて観てみれば、脚本が良く出来ているんだわ。
 先が適度に読めない。
 落とし所はそこなんだろうなと読めてはいるんだけど、経路が見えない。
 良いモンが実は悪モンだったり、被害者が実は加害者だったり、ボケとツッコミの一瞬で関係性が変転し、それでもちゃんと落とし所に連れて行ってくれる。
 安心して騙されていられる。
 もちろん、そこには本物の悪モンなどいない。
 平和な日常に、ちょっとした諍いが舞い込んできて、少々ずれていた関係性が元に戻る。
 こんな、アリストテレス(『詩学』)やベルクソン(『笑い』)を相当深く読み込んでいなければ書けないようなカタルシスが、スッと、実に自然に訪れる。
 理屈ではなく、体の芯に入っている情念みたいなものを揺さぶるストーリーが、そして絶妙なボケ・ツッコミが、自然に書けるし、受け取れるのだろう。
 関西人には。
 こんな芸当、ちょっと、九州男児にマネは出来ん。
 独自の路線でいかせてもらいますわ。

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プロフィール
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学生の頃から、ホールや福祉施設、商業施設などに呼ばれる形で歌ってきましたが、やはり自分たちの企画で自分たちの音楽をやりたいという思いが強くなり、劇作家・作詞家の伊佐山紫文氏を座付作家として私(浅川)が座長となり、「夙川座」を立ち上げました。

私たちの音楽の特徴は、クラシックの名曲を私たちオリジナルの日本語歌詞で歌うという点にあります。

イタリア語やドイツ語、フランス語などの原語の詩の美しさを楽しみ、原語だからこそ味わえる発声の素晴らしさを聴くことも良いのですが、その一方で、歌で最も大切なのは、歌詞が理解できる、共感できる、心に届くということもあります。

クラシック歌曲の美しい旋律に今のわたしたち、日本人に合った歌詞をつけて歌う、聴くことも素敵ではないかと思います。

オリジナル歌詞の歌は50曲を超え、自主制作のCDも十数枚になりました。

2014年暮れには、梅田グランフロント大阪にある「URGE」さんで、なかまとオリジナル歌詞による夢幻オペラ「幻 二人の光源氏」を公演いたしました。

これらの活動から、冗談のように「夙川座」立ち上げへと向かいました。

夙川は私(浅川)が関西に来て以来、10年住み続けている愛着のある土地だからです。
地元の方々に愛され、また、夙川から日本全国に向けて、オリジナル歌詞によるクラシック歌謡の楽しい世界を広げていきたいという思いを込めています。

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