オリジナル脚本のオペレッタや、朗読とのコラボ、ポピュラーヴォーカルとのコラボなど、様々な場所、お客様に合わせたコンサート、舞台を企画しています!! 夙川、苦楽園がベースです。 どうぞよろしくおねがいいたします。
2019年11月10日

伊佐山紫文447

小学校の間は、と、息子と一緒に風呂に入っているのだが、昨日、入ってくるなり、
「光は空気抵抗を受けるの?」
 と、これもまた、厄介な問題を聞いてきた。
 光は通常の物質とは違うから、摩擦である空気抵抗は受けない。
 ただし、大気を構成する分子、酸素や窒素に直接ぶつかることの影響はある。
 だから、真空中より遅くなる。
「たとえば夕焼けってあるよね」
「うん」
「それ以前に、晴れてる空は青いよね」
「青い」
「光には赤い光と、青い光があるってこと。光は1種類じゃないってことだ」
 で、その違いは波長と言って、波の大きさの違いだ。
 お風呂なので、大きな波と小さな波を作ってみせる。
「小さな波は何度も色々なものにぶつかるけど、大きな波は通り抜けるだけ。青い光は小さな波で、大きな波は赤い光なんだ」
 で、昼間は、青い光は自分の波長より大きな酸素や窒素にぶつかりまくって拡散する。
 結果、空全体が青くなる。
 夕方は、地球の斜めから光が差し込んでくる。
 大気中を抜ける光の距離が長くなる。
 そうなると、ばらけた青い光は見えなくなって、酸素や窒素をすり抜けた赤い光だけが見える。
 これが夕焼け。
 光が波だって証拠はここにもあって、と、まずはお風呂で二つの波が干渉し合う様子を見せて、次に、指の影を見せ、
「影ではくっついてるけど、実際には親指と人差し指は離れてるだろ」
「確かに」
「もし、光がただの粒子で、直線的に進むだけなら、影は実体を正確に写し取るだけのはず。ところが光には波の性質もあるから、こういうことが起こる」
 あ、新年に向けて百人一首読むの忘れてしまったやんか。
「いや、今日は勉強になったから、良いです」
 そっすか。
 お先に上がります。

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プロフィール
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学生の頃から、ホールや福祉施設、商業施設などに呼ばれる形で歌ってきましたが、やはり自分たちの企画で自分たちの音楽をやりたいという思いが強くなり、劇作家・作詞家の伊佐山紫文氏を座付作家として私(浅川)が座長となり、「夙川座」を立ち上げました。

私たちの音楽の特徴は、クラシックの名曲を私たちオリジナルの日本語歌詞で歌うという点にあります。

イタリア語やドイツ語、フランス語などの原語の詩の美しさを楽しみ、原語だからこそ味わえる発声の素晴らしさを聴くことも良いのですが、その一方で、歌で最も大切なのは、歌詞が理解できる、共感できる、心に届くということもあります。

クラシック歌曲の美しい旋律に今のわたしたち、日本人に合った歌詞をつけて歌う、聴くことも素敵ではないかと思います。

オリジナル歌詞の歌は50曲を超え、自主制作のCDも十数枚になりました。

2014年暮れには、梅田グランフロント大阪にある「URGE」さんで、なかまとオリジナル歌詞による夢幻オペラ「幻 二人の光源氏」を公演いたしました。

これらの活動から、冗談のように「夙川座」立ち上げへと向かいました。

夙川は私(浅川)が関西に来て以来、10年住み続けている愛着のある土地だからです。
地元の方々に愛され、また、夙川から日本全国に向けて、オリジナル歌詞によるクラシック歌謡の楽しい世界を広げていきたいという思いを込めています。

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