2020年01月30日
伊佐山紫文513
『ヨーロッパ諸学の危機と超越論的現象学』
E.フッサール著 細谷恒夫・木田元訳 中公文庫
学生時代から何度読み通そうと思ったことか。
超難解な上、500ページを超す大著である。
今回、少しずつ、少しずつ、嘗めるように、数年をかけて読み通した。
簡単に要約できるようなものではないから、内容についてはおく。
一瞬、あれ! と思ったのは、哲学者の作品には珍しく、音楽への言及があること。
28ページにベートーヴェン「第九」に触れて、フッサールはこう言う。
「今日では、我々はこの賛歌を思い起こすにしても、痛ましい思いをともなわないわけにはいかない。あの賛歌とわれわれの現在の状況との対照ほど大きいものが、ほかに考えられるであろうか」
フッサールがこう書き付けたとき、ヨーロッパにはナチの暴風が吹き荒れ、自身の余命も数年を切っていた。
E.フッサール著 細谷恒夫・木田元訳 中公文庫
学生時代から何度読み通そうと思ったことか。
超難解な上、500ページを超す大著である。
今回、少しずつ、少しずつ、嘗めるように、数年をかけて読み通した。
簡単に要約できるようなものではないから、内容についてはおく。
一瞬、あれ! と思ったのは、哲学者の作品には珍しく、音楽への言及があること。
28ページにベートーヴェン「第九」に触れて、フッサールはこう言う。
「今日では、我々はこの賛歌を思い起こすにしても、痛ましい思いをともなわないわけにはいかない。あの賛歌とわれわれの現在の状況との対照ほど大きいものが、ほかに考えられるであろうか」
フッサールがこう書き付けたとき、ヨーロッパにはナチの暴風が吹き荒れ、自身の余命も数年を切っていた。
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