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2020年07月18日

伊佐山紫文602

「劇場クラスター」
 などという恐ろしげな言葉まで飛び出して、まるで公演することそれ自体が悪であるような風潮が出てきている。
 とんでもない。
 ちゃんと対策してやれば大丈夫である。
 と言うような訳知り顔がもっともトンデモナイ。
 どんなガイドラインに沿ってやっても、感染者は出るときは出るし、出ないときには出ない。
 東京の「劇場クラスター」にしても、それが発生した後で、密接だのなんだのの状況を探して、探して、探して……見つけ、それを原因だと決めつけただけの話である。
 仮に物品販売での握手があったとして、どっちからどっちに感染したのか証明できるのか。
 可能性として、まず客が無症状で感染しており、俳優に握手を求め、拒みきれずに応じた俳優が感染し、他の握手を求めた客にうつし……
 この場合、感染を知らずに握手を求めた客に責任があるのか、それともガイドラインを守りきれなかった主催者に責任があるのか。
 そもそも握手でうつったことを証明できるのか。
 本当に裁判になれば、刑事でも民事でも、きちんとした判決は出せないだろう。
 と言うか、誰が誰を訴えるのか、ヘタしたら被害者のつもりの原告が加害者にされるかも知れず、こんな訴訟を引き受ける弁護士がいるとは到底思えない。
 今マスコミが騒いでいる「劇場クラスター」など、法的には何の実体もない集団幻想に過ぎない。
 だから逆に「劇場クラスター」などとレッテルを貼られた団体は、マスコミや、そもそもの情報をリークした保健所を名誉毀損で訴えたら良い。
 まずは「劇場クラスター」の定義と、それをもたらした主催者の過失の有無と因果関係を証明せよ、と。 
 それが出来なければ、これは風評被害であり、それによって生じた損害を賠償せよ、と。
 続演がキャンセルされていた場合、損害額は合理的に計算できる。
 精神的苦痛も合理的な範囲で計算できる。
 力関係からいってそんな訴訟を仕掛けてはこないだろうと踏んだマスコミの、いつもの弱いものイジメなのではあるが。
 もちろん、全てを証明してから報道しろとは言わない。
 ただ、当局のリークをなぞり、増幅するだけなら、そんなものを報道とは言わない。
 ただの拡声器である。
 いや、拡声器を手に弱者の悪口をふれまわる悪辣ないじめっ子でしかない。
「社会の木鐸」の美名は返上すべきである。




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プロフィール
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学生の頃から、ホールや福祉施設、商業施設などに呼ばれる形で歌ってきましたが、やはり自分たちの企画で自分たちの音楽をやりたいという思いが強くなり、劇作家・作詞家の伊佐山紫文氏を座付作家として私(浅川)が座長となり、「夙川座」を立ち上げました。

私たちの音楽の特徴は、クラシックの名曲を私たちオリジナルの日本語歌詞で歌うという点にあります。

イタリア語やドイツ語、フランス語などの原語の詩の美しさを楽しみ、原語だからこそ味わえる発声の素晴らしさを聴くことも良いのですが、その一方で、歌で最も大切なのは、歌詞が理解できる、共感できる、心に届くということもあります。

クラシック歌曲の美しい旋律に今のわたしたち、日本人に合った歌詞をつけて歌う、聴くことも素敵ではないかと思います。

オリジナル歌詞の歌は50曲を超え、自主制作のCDも十数枚になりました。

2014年暮れには、梅田グランフロント大阪にある「URGE」さんで、なかまとオリジナル歌詞による夢幻オペラ「幻 二人の光源氏」を公演いたしました。

これらの活動から、冗談のように「夙川座」立ち上げへと向かいました。

夙川は私(浅川)が関西に来て以来、10年住み続けている愛着のある土地だからです。
地元の方々に愛され、また、夙川から日本全国に向けて、オリジナル歌詞によるクラシック歌謡の楽しい世界を広げていきたいという思いを込めています。

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