オリジナル脚本のオペレッタや、朗読とのコラボ、ポピュラーヴォーカルとのコラボなど、様々な場所、お客様に合わせたコンサート、舞台を企画しています!! 夙川、苦楽園がベースです。 どうぞよろしくおねがいいたします。
2020年07月28日

伊佐山紫文612

20年前にマスコミからドロップアウトしたのは、言っちゃ悪いが「世の中馬鹿ばっかし」という現実を突きつけられたからだった。
 言っても言っても曲解され、誤解され、歪曲され、それを増幅され、責任はすべてこちらがとらされる。
 あれ? と最初に思ったのは学生時代、「日刊新愛媛」取材拒否事件に関わった時のことである。
 一つの新聞に対し県が取材窓口を全て閉ざすなど、あってはならない珍事件で、私も学生の一人として反対運動に関わった。
 私としては、これは当時、白石天皇と言われた知事と「日刊新愛媛」オーナーの個人的な確執であり、他のマスコミにまで取材拒否が広がるとは到底思っていなかった。
 ところが、私たちの運動を取材に来た「朝日新聞」の記者は、
「他のマスコミにも広がることが懸念されますよね」
「いや、そこまでは……」
「懸念されますよね!」
「いや、そこまでは……」
「懸念されますよね!」
「いや、そこまでは……」
「懸念されますよね!」
「いや、そこまでは……」
「懸念されますよね!」
「いや、そこまでは……」
「懸念されますよね!」
「いや、そこまでは……」
「懸念されますよね!」
「いや、そこまでは……」
(以下略)
「懸念されますよね!」
「そうかもしれませんね」
 で、紙面には、私の言葉として、
「他のマスコミにも広がることが懸念されます」
 と載るのである。
 この時はコメントが載るだけで嬉しかったという面もあった。
 けれどその後、雑誌に連載を持ち、本も出し、それなりに名前が売れてくると、コメントへの責任も重くなる。
 捏造、とでも言いたくなるようなコメントにも責任が生じてくる。
 で、結局ドロップアウトした。
 きっとコロナを巡る報道
も似たようなものなんだろう、と思う。
 ああ「世の中馬鹿ばっかし」。



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プロフィール
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学生の頃から、ホールや福祉施設、商業施設などに呼ばれる形で歌ってきましたが、やはり自分たちの企画で自分たちの音楽をやりたいという思いが強くなり、劇作家・作詞家の伊佐山紫文氏を座付作家として私(浅川)が座長となり、「夙川座」を立ち上げました。

私たちの音楽の特徴は、クラシックの名曲を私たちオリジナルの日本語歌詞で歌うという点にあります。

イタリア語やドイツ語、フランス語などの原語の詩の美しさを楽しみ、原語だからこそ味わえる発声の素晴らしさを聴くことも良いのですが、その一方で、歌で最も大切なのは、歌詞が理解できる、共感できる、心に届くということもあります。

クラシック歌曲の美しい旋律に今のわたしたち、日本人に合った歌詞をつけて歌う、聴くことも素敵ではないかと思います。

オリジナル歌詞の歌は50曲を超え、自主制作のCDも十数枚になりました。

2014年暮れには、梅田グランフロント大阪にある「URGE」さんで、なかまとオリジナル歌詞による夢幻オペラ「幻 二人の光源氏」を公演いたしました。

これらの活動から、冗談のように「夙川座」立ち上げへと向かいました。

夙川は私(浅川)が関西に来て以来、10年住み続けている愛着のある土地だからです。
地元の方々に愛され、また、夙川から日本全国に向けて、オリジナル歌詞によるクラシック歌謡の楽しい世界を広げていきたいという思いを込めています。

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