「夙川座」やってます!

オリジナル脚本のオペレッタや、朗読とのコラボ、ポピュラーヴォーカルとのコラボなど、様々な場所、お客様に合わせたコンサート、舞台を企画しています!! 夙川、苦楽園がベースです。 どうぞよろしくおねがいいたします。
2019年02月08日

伊佐山紫文287

『オーシャンズ8』平成30年2018年アメリカ
監督:ゲイリー・ロス 脚本:ゲイリー・ロス、オリビア・ミルチ
 クライムドラマとでも言うのか、主人公たちは皆、善良な犯罪者。
 で、盗むのはダイヤのちりばめられたネックレス。
 ストーリーは作り込まれていて面白く見せるのだけれど、人間造形が弱い。
 動機その他、分からないことだらけで、ご都合主義にも程がある。
★★★☆☆
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2019年02月08日

伊佐山紫文286

『ヒトラーを欺いた黄色い星』平成29年2017年ドイツ
監督:クラウス・レーフレ
脚本:クラウス・レーフレ、アレハンドラ・ロペス
 第二次大戦のドイツ。
 ユダヤ人が次々と収容所に送られていく中、ベルリンに潜伏し生き延びたユダヤ人たちの実話。
 再現ドラマと現在の生存者へのインタビューが巧みに織り交ぜられていて、最後まで飽きさせない。
 事実は小説よりも奇なりを、正に地でいく映画。
★★★★★
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2019年02月08日

伊佐山紫文285

『蚤とり侍』平成30年2018年日本
監督・脚本:鶴橋康夫
 猫の蚤取りと言いながら、実際には男娼。
 真っ昼間からの絡みが妙に説得力がある。
 劇伴のジャズは最初はうるさく感じられたのに、最後は爽快に終わった。
 まあ、終わりよければすべてよしってことで。
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2019年02月08日

伊佐山紫文284

『いぬやしき』平成30年2018年日本
監督:佐藤信介 脚本:橋本裕志
 猛烈な能力を授かった少年と中年(後期)の二人が、一人は希代の殺人鬼になり、もう一人は救世主になっていく。
 普通の少年が殺人鬼へと転がり落ちていく描写は丁寧で、原作を超えたかと思う。
 ただ、ラストは、二人の自己犠牲で人類を救う原作の方が切なかった。
 シナリオがよく練られていてついつい引き込まれた。
★★★★☆
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2019年02月08日

伊佐山紫文283

『意識と自己』
アントニオ・ダマシオ著 田中三彦訳
講談社学術文庫
 心理学の脳神経科学への翻訳作業。
 感情から意識が生まれるまで、脳内で何が起きているのかを詳述していく。
 決してわかりやすい本ではない。
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2019年02月08日

伊佐山紫文282

今太閤(いまたいこう)という言葉がある。
「太閤」というのが、そもそも、身一つで立身出世した秀吉を呼ぶ敬称で、今でも、大阪のミナミあたりで飲んでると、たまに秀吉のことを「太閤はん」というおっちゃんに会ったりする。
 明治時代の今太閤は伊藤博文だし、昭和なら田中角栄だろう。
「今太閤」にならえるなら、私が目指すのは「今源内」かな、と思っている。
 改めて説明するまでもないが、平賀源内と言えば、ある人は万能の天才・日本のミケランジェロと持ち上げ、ある人は何にでも手を出して中途半端なことしか成し遂げていない単なるディレッタントとけなす。
 初めて江戸語で浄瑠璃の台本を書いたと言えば、それはそれで素晴らしいのかも知れないが、内容はさて、どうやら。
 エレキテルを復元したのは確かだが、それがどうした。
 日本で初めて油絵を描いたが、ちっとも上手くない。
 その他、その他。
 享年52歳、獄死である。
「解体新書」の杉田玄白が墓碑銘を書いている。
「嗟非常人 好非常事 行是非常 何死非常」
 訳せば、
「生まれながらの奇人で変人、妙なことを研究し、奇天烈なことをやって、結局は畳の上で死ねなかった」
 畏友杉田玄白にしか書けぬ痛恨の銘である。
 今で言えばゲイだから子孫もいない。
 小学生の頃に源内の伝記を読んで、なんだかピリリと来るものがあった。
 もしかしたら自分はこんな人生を送るんじゃないかな、と。
 8歳にしてすでに奇人変人のたぐいだったし、当時としては妙なことにばかり関心があったし、その関心も長くは続かない。
 あれこれ手を出して中途半端に捨ててしまう。
 そんな私の心に、源内の伝記は突き刺さった。
 あれから半世紀近く過ぎ、私の本名でネットを検索すると、出てくるわ、出てくるわ、訳のわからん仕事の数々。
 魚類学から大衆文化論まで、続々と。
 おまけに今回、食品開発までが加わりそうで、もう「今源内」と開き直るしかなさそうだ。
 獄死は勘弁してほしいが、源内は実際には生き延びて讃岐で天寿を全うしたという説もある。
 こちらの説にあやかりたいものだ。
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プロフィール
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学生の頃から、ホールや福祉施設、商業施設などに呼ばれる形で歌ってきましたが、やはり自分たちの企画で自分たちの音楽をやりたいという思いが強くなり、劇作家・作詞家の伊佐山紫文氏を座付作家として私(浅川)が座長となり、「夙川座」を立ち上げました。

私たちの音楽の特徴は、クラシックの名曲を私たちオリジナルの日本語歌詞で歌うという点にあります。

イタリア語やドイツ語、フランス語などの原語の詩の美しさを楽しみ、原語だからこそ味わえる発声の素晴らしさを聴くことも良いのですが、その一方で、歌で最も大切なのは、歌詞が理解できる、共感できる、心に届くということもあります。

クラシック歌曲の美しい旋律に今のわたしたち、日本人に合った歌詞をつけて歌う、聴くことも素敵ではないかと思います。

オリジナル歌詞の歌は50曲を超え、自主制作のCDも十数枚になりました。

2014年暮れには、梅田グランフロント大阪にある「URGE」さんで、なかまとオリジナル歌詞による夢幻オペラ「幻 二人の光源氏」を公演いたしました。

これらの活動から、冗談のように「夙川座」立ち上げへと向かいました。

夙川は私(浅川)が関西に来て以来、10年住み続けている愛着のある土地だからです。
地元の方々に愛され、また、夙川から日本全国に向けて、オリジナル歌詞によるクラシック歌謡の楽しい世界を広げていきたいという思いを込めています。

< 2019年02>
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