「夙川座」やってます!

オリジナル脚本のオペレッタや、朗読とのコラボ、ポピュラーヴォーカルとのコラボなど、様々な場所、お客様に合わせたコンサート、舞台を企画しています!! 夙川、苦楽園がベースです。 どうぞよろしくおねがいいたします。
2020年02月28日

伊佐山紫文525

来週から学校が休みになるかも知れぬというニュースで、さぞや喜ぶかと思っていた息子は、
「こんな形で唐突に小学校生活が終わりになるなんて、嫌だ」
 などと、しおらしいことを言う。
 それにしても「唐突」!
 お前はチャーリイか!
 言わずと知れた『アルジャーノンに花束を』の最後の台詞である。
 今は違う訳になっているのかも知れないが、私たちの頃(40年位前)は、
「唐突ですが、アルジャーノンの墓に花束を捧げてください」
 と、そんな台詞だったと思う。
 これには泣いた、本当に泣いた。
「唐突」という単語をダニエル・キイスのこの小説で知った人は多いと思う。
 それはそれ、安倍首相の「要請」はまさに「唐突」で、一寸先の読めぬ政治というものの闇の深さを改めて思い知った。
 この「要請」は極めて政治的なものであり、科学的裏付けは一切無いと断言する。
 一つには、消費税増税による消費の縮小を誤魔化すこと。
 これで、増税して税収が減るという、アホらしい現実から目をそらすことが出来る。
 すべてコロナのせいにできる。
 二つには「無策」という批判をかわせる。
 実際には内閣府には権限のない休校措置を「要請」という形で出すことで、何かやっているんだという姿を見せることが出来る。
 三つには……と幾つでも並べていけるのだが、もうこれだけで充分だろう。
 とにかくコロナから子供たちを守ると言うのなら、それ以上の危険も除去すべきだ。
 まずは公道での、ド素人による自動車の運転を禁止して欲しい。
 自動車は、扱いを間違えば確実に死に至る殺人兵器である。
 こんなものが子供たちの通う道を、ド素人の運転ですっ飛ばしているのである。
 公道ではない、遙かに安全な軌道の上を走る電車・汽車はきちんと訓練を受けたプロ中のプロが運転しているのに、これはおかしくはないか?
 減ったとは言え、交通事故で、昨年は三千人以上の方が亡くなり、その数倍する方々が生涯にわたる障害を負っているのだ。
 もし本当に子供たちの安全を思うなら、運転免許制度など廃止し、原則、プロ中のプロにしか自動車を運転させるべきではない。
 私も、コロナなど何にも心配していないが、通学中の交通事故は心底怖い。
 まさに「唐突」に命を奪うのは交通事故である。
 それにしても、今回のコロナ騒ぎで分かったことがある。
 息子が案外、学校という場を好きだったということ。
「先生にちゃんとお別れも言えずに中学に行くのは嫌だな」
 などと言う息子に、ちょっとグッときてしまった。
プロフィール
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学生の頃から、ホールや福祉施設、商業施設などに呼ばれる形で歌ってきましたが、やはり自分たちの企画で自分たちの音楽をやりたいという思いが強くなり、劇作家・作詞家の伊佐山紫文氏を座付作家として私(浅川)が座長となり、「夙川座」を立ち上げました。

私たちの音楽の特徴は、クラシックの名曲を私たちオリジナルの日本語歌詞で歌うという点にあります。

イタリア語やドイツ語、フランス語などの原語の詩の美しさを楽しみ、原語だからこそ味わえる発声の素晴らしさを聴くことも良いのですが、その一方で、歌で最も大切なのは、歌詞が理解できる、共感できる、心に届くということもあります。

クラシック歌曲の美しい旋律に今のわたしたち、日本人に合った歌詞をつけて歌う、聴くことも素敵ではないかと思います。

オリジナル歌詞の歌は50曲を超え、自主制作のCDも十数枚になりました。

2014年暮れには、梅田グランフロント大阪にある「URGE」さんで、なかまとオリジナル歌詞による夢幻オペラ「幻 二人の光源氏」を公演いたしました。

これらの活動から、冗談のように「夙川座」立ち上げへと向かいました。

夙川は私(浅川)が関西に来て以来、10年住み続けている愛着のある土地だからです。
地元の方々に愛され、また、夙川から日本全国に向けて、オリジナル歌詞によるクラシック歌謡の楽しい世界を広げていきたいという思いを込めています。

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