「夙川座」やってます!

オリジナル脚本のオペレッタや、朗読とのコラボ、ポピュラーヴォーカルとのコラボなど、様々な場所、お客様に合わせたコンサート、舞台を企画しています!! 夙川、苦楽園がベースです。 どうぞよろしくおねがいいたします。
2018年05月26日

伊佐山紫文168

 一昨日の営業で降って湧いた一人芝居の脚本の仕事、先ほど第一稿を脱稿したところ。
 やっぱり一人芝居は難しいな、と思う。
 で、その一昨日の営業というか打ち合わせが京都の大宮であったんだけど、ここは、実は三十年前、とあるスポンサーと最初の食事会を持った場所だった。
 で、そのスポンサーの店が今もまだ、当時と変わることなく、駅前にたたずんでいる。
 まるでタイムスリップしたかのよう。
 ただ一つ違うのは、そこには私の作った小冊子がない。
 三十年前、その店頭には私の作った小冊子が並んでいたのだった。
 何号作ったのか、そのタイトルも忘れてしまったけれど、最初店頭に見たとき、得も言われぬ嬉しさがこみ上げてきたものだった。
 その一方で、自分はこんなものを作って一生を終えるのか、という、悔しさとふがいなさも感じていた。
 のし上がってやる、メジャーになってやる、と、若い私は心密かに誓った。
 あれから三十年、再び京都の大宮に立ち、変わったもの、変わらないものを、心の中に数えてみる。
 そして思う。
 これからもし、また三十年生きたとしたら、八十五歳。
 八十五の私が大宮の駅前に立ったとき、何を思うのだろうか。
 その時とんでもない後悔をしないですむように、一つ一つの仕事を、一つずつ、丁寧に、誠実にこなしていこう。
 もうすでに次の仕事が待っているんだし。
 
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プロフィール
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学生の頃から、ホールや福祉施設、商業施設などに呼ばれる形で歌ってきましたが、やはり自分たちの企画で自分たちの音楽をやりたいという思いが強くなり、劇作家・作詞家の伊佐山紫文氏を座付作家として私(浅川)が座長となり、「夙川座」を立ち上げました。

私たちの音楽の特徴は、クラシックの名曲を私たちオリジナルの日本語歌詞で歌うという点にあります。

イタリア語やドイツ語、フランス語などの原語の詩の美しさを楽しみ、原語だからこそ味わえる発声の素晴らしさを聴くことも良いのですが、その一方で、歌で最も大切なのは、歌詞が理解できる、共感できる、心に届くということもあります。

クラシック歌曲の美しい旋律に今のわたしたち、日本人に合った歌詞をつけて歌う、聴くことも素敵ではないかと思います。

オリジナル歌詞の歌は50曲を超え、自主制作のCDも十数枚になりました。

2014年暮れには、梅田グランフロント大阪にある「URGE」さんで、なかまとオリジナル歌詞による夢幻オペラ「幻 二人の光源氏」を公演いたしました。

これらの活動から、冗談のように「夙川座」立ち上げへと向かいました。

夙川は私(浅川)が関西に来て以来、10年住み続けている愛着のある土地だからです。
地元の方々に愛され、また、夙川から日本全国に向けて、オリジナル歌詞によるクラシック歌謡の楽しい世界を広げていきたいという思いを込めています。

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