「夙川座」やってます!

オリジナル脚本のオペレッタや、朗読とのコラボ、ポピュラーヴォーカルとのコラボなど、様々な場所、お客様に合わせたコンサート、舞台を企画しています!! 夙川、苦楽園がベースです。 どうぞよろしくおねがいいたします。
お問い合わせの会場までのアクセスです。

エル大阪(大阪府立勤労会館)アクセス

Osaka Metro(旧市営地下鉄)谷町線・京阪天満橋2番出口より徒歩約10分
労働センターともビル内で連結しています。
2番出口をでてすぐの信号をわたり(南へ)、渡ったところを右折。そのまま約650メートル進み、二つ目の信号を左折し、約25メートル進むと右手側に入り口があります。

6/16日曜日夙川座講座では、妙な物売り付けたり、入会させたり笑は勿論ありません。
安心して、ご参加ください。
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6/16日曜日、エル大阪(大阪府立勤労会館)603会議室にて。
14時から,夙川座講座いたします。

講座テーマは「働き方、フリーと会社員どちらが良いか」
就活考える大学生向け

講師は、夙川座取締役、座付き作家の伊佐山紫文。
角川書店(KADOKAWA)で、「ライフステーション」 元副編集長を経て、小説、評論を出版。

問い合わせは、shukugawaza@gmail.com

編集やライターの職業だけではなく、英語を道具として使う仕事の選び方や芸術的な分野での仕事の仕方を目指す大学生の方々が気軽に来られる予定です。

宜しければ、どうぞ。
まだ、席はつくれます。
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2018年06月07日

伊佐山紫文174

『シェイプ・オブ・ウォーター』平成29年2017年アメリカ
監督:ギレルモ・デル・トロ 脚本:ギレルモ・デル・トロ、ヴァネッサ・テイラー
 冷戦下、南米から運ばれてきた半漁人(?)を巡る米ソスパイの駆け引きと、よく分からないが「愛」のようなもの。
 映像も物語も美しい。
★★★★★

『gifted/ギフテッド』平成29年2017年アメリカ
監督:マーク・ウェブ 脚本:トム・フリン
 天才少女を巡って大人の思いが錯綜する。
 祖母は(おそらく)結婚によって数学者の道を諦め、天才数学者に育て上げられた母親は自殺。
 久しぶりに会った祖母は孫に数学の才能があると知るや、育ての父である我が息子から奪い取ろうと裁判まで起こす。
 みんな賢くて優しくて、その子のことを考えているのに、どこか極端にすれ違う。
 普通じゃないって、大変なんだ。
 特別な才能のある子をどう育てたら良いのか、きちんと考えさせる良作。
★★★★★

『人生はシネマティック!』平成28年2016年イギリス
監督:ロネ・シェルフィグ 脚本:ギャビー・チャッペ
 第二次世界大戦中のイギリス、ダンケルクからの撤退作戦をテーマにしたプロパガンダ映画が制作されることになり、シロウトの女性が脚本に抜擢される。
 一応事実ベースと言うことで、実在の双子姉妹を軸に物語を展開させることになるのだが、ここに色々な思惑が絡み、しかも主人公はアメリカ人に!
 早くアメリカに参戦して欲しいということ。
 これって、なんだか趣旨が違ってきてないか?
 プロパガンダ映画でも、映画は映画、作品を創り上げる喜びに満ちています。
★★★★☆

『彼女がその名を知らない鳥たち』平成29年2017年日本
監督:白石和彌 脚本:浅野妙子
 なんだかもう、自己中のカタマリみたいな女と、気の弱い男。
 夫婦なんだか、違うんだか。
 浮気なのか気の迷いなのか、女は別の男と寝て、色々と話がおかしくなる。
 そこに元彼の影、いや、なぜか消えた元彼の、その不自然な消え方が浮上して、男と女の日常が歪んでいく。
★★★★☆

『オン・ザ・ミルキー・ロード』平成28年2016年セルビア、イギリス、アメリカ
監督・脚本:エミール・クストリッツァ
 戦争なのか内戦なのか、姿の見えない敵と戦っている最前線。
 そこで牛乳を兵士に届ける男。
 男と女を巡るゴチャゴチャの末、「イギリスの将軍の特殊部隊」がやって来て、小さな村を焼き払う。
「イギリスの将軍」の目当ての女と牛乳運びの男は生き残り、逃げる。
 特殊部隊は追ってくる。
 これを見たからと言って何が分かるというものではないが、何とも言えぬユーモアというか、ペーソスというか、単なる戦争物ではないテイストで最後は泣かせる。
★★★★★

『セザンヌと過ごした時間』平成28年2016年フランス
監督・脚本:ダニエル・トンプソン
 セザンヌとゾラは幼なじみだったというのは有名な話。
 ゾラの小説『製作』の内容に激怒したセザンヌは二度とゾラに会うことはなかったというのも有名な話。
 この映画、最初はあまりの退屈さに途中で止めようかと思ったが、次第に画面はセザンヌの作品かと見まごうばかりに美しくなり、人間ドラマも急展開、目が離せなくなった。
 そして悲しいラスト。
 身につまされることばかり。
 セザンヌやゾラに関心のない人には無駄な2時間になるのでご注意。
★★★★☆
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2018年06月07日

伊佐山紫文173

 ふと立ち寄ったジュンク堂書店大阪本店で、
「勁草書房創立70周年フェア」
 なるものをやっていた。
 80年代、90年代と、年代ごとの話題書を展示販売するという趣向で、もちろん70年代のベストセラー、革新自治体誕生の理論的バックボーンになったと(一部で)言われる羽仁五郎『都市の論理』まではさすがにないが、懐かしい本がならんでいた。
 勁草書房と言えば、若い私にとって岩波書店と並ぶあこがれの出版社だった。
 フランスで言えばガリマール、ドイツならズーアカンプ(ズルカン)、とにかくここから1冊でも良いから自分の本を出して死にたいと思っていたものだ。
 勁草が出した『武谷三男著作集』『星野芳郎著作集』そして『吉本隆明著作集』は、通読こそしないものの、折りにより参照し自分の立ち位置を確かめる道標のようなものとして、若い頃の私の本棚にあった。
「ニューアカ」ブームというのもあり、先鞭を付けたのが同じく勁草書房から出た浅田彰『構造と力』だった。
 これは今回のフェアにも出展されている。
 一世を風靡したフェミニズム関連の書籍も勁草から出て、一部はフェアにも出されている。
 とにかく、懐かしいの一言に尽きる。
 で、実は、私も、若い頃、この出版社から自著を出したことがある。
 あこがれの勁草書房からの出版であり、届いたゲラを手に、開け行く明るい未来を垣間見て、若い私は思わず頬が緩んだものだった。
 野球で例えればPL学園に入って、甲子園に出たようなもの。
 まさに前途洋々、これだけで一生食って行ける、と。
 もちろん、人生は、世の中は、そんな甘いもんじゃないってことは、その後の数十年で思い知った。
 それでも、(吉川幸次郎 が好い加減な引用をしたせいで)魯迅なのか東欧の詩人(シャーンドル・ペテーフィ)なのか、だれの言葉なのか今となってはよくわからんが、言うじゃないか、
「絶望の虚妄なるは、希望のそれと相等しい」と。
 希望を持ったことのあるやつにしか、絶望することの虚しさはわからんよ、と。
 そういうことだと思う。
 まあ、過去は過去でしかない。
 未来を見据えて着実に創作・詩作を積み重ねていくよ。
「絶望の虚妄なるは、希望のそれと相等しい」のだから。
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プロフィール
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学生の頃から、ホールや福祉施設、商業施設などに呼ばれる形で歌ってきましたが、やはり自分たちの企画で自分たちの音楽をやりたいという思いが強くなり、劇作家・作詞家の伊佐山紫文氏を座付作家として私(浅川)が座長となり、「夙川座」を立ち上げました。

私たちの音楽の特徴は、クラシックの名曲を私たちオリジナルの日本語歌詞で歌うという点にあります。

イタリア語やドイツ語、フランス語などの原語の詩の美しさを楽しみ、原語だからこそ味わえる発声の素晴らしさを聴くことも良いのですが、その一方で、歌で最も大切なのは、歌詞が理解できる、共感できる、心に届くということもあります。

クラシック歌曲の美しい旋律に今のわたしたち、日本人に合った歌詞をつけて歌う、聴くことも素敵ではないかと思います。

オリジナル歌詞の歌は50曲を超え、自主制作のCDも十数枚になりました。

2014年暮れには、梅田グランフロント大阪にある「URGE」さんで、なかまとオリジナル歌詞による夢幻オペラ「幻 二人の光源氏」を公演いたしました。

これらの活動から、冗談のように「夙川座」立ち上げへと向かいました。

夙川は私(浅川)が関西に来て以来、10年住み続けている愛着のある土地だからです。
地元の方々に愛され、また、夙川から日本全国に向けて、オリジナル歌詞によるクラシック歌謡の楽しい世界を広げていきたいという思いを込めています。

< 2018年06>
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