「夙川座」やってます!

オリジナル脚本のオペレッタや、朗読とのコラボ、ポピュラーヴォーカルとのコラボなど、様々な場所、お客様に合わせたコンサート、舞台を企画しています!! 夙川、苦楽園がベースです。 どうぞよろしくおねがいいたします。
2019年09月15日

伊佐山紫文391

納豆を手作っている。
 冬場にこたつに入れて発酵させていたのだが、ヨーグルトメーカーを買ってからはこれで夏場も大丈夫。
 なにせ市販の納豆とは別物の旨さがある。
 まず、豆から選べる。
 お気に入りはコープこうべで売っている「秘伝豆」。
 茹でて塩を振れば立派なおつまみになるし、冷たい出汁に浸せば上品な一品である。
 この秘伝豆を一昼夜、たっぷりの水に浸す。
 呼吸して泡が出るくらい(これで噂のGABAが出来てくる)。
 これを戻し水ごと茹でる。
 うちでは圧力鍋(朝日軽金属)の重いほう(h)で10分ほど。
 冷めたら、ざるで水を切って、市販の納豆1パックと混ぜ合わせる。
 そのままヨーグルトメーカーへ。
 蓋はせずに、キッチンペーパーをかけるなどして(納豆菌の発酵には酸素が必要)、45度、24時間。
 強い風味が好みの方は48時間でもOK(と言うか、うちはこれ)。
 密閉できる容器に移し替えて、冷蔵庫へ。
 うちでは鯖缶の身に梅酢、国産の粉辛子を混ぜて、焼き海苔に載せて食う。
 その他、ナンプラーなども合う。
 納豆が体に良いことは証明済み、特に女性にはお勧めだそうです。
2019年09月15日

伊佐山紫文390

息子が最近、よくキレる。
「黙れ、だまれ、ダマレ!」
 などと叫びながら、殴る蹴る。
 体重が知れてるから、なんてこともないが、もうすぐ手に負えなくなるだろう。
 その前に、中学校程度の学力はつけておこうと思っていたのだが、少し間に合わなかったかもしれぬ。
 ただ救いなのは、息子はなぜこんなにキレやすくなったのか、自分でも不思議らしく、昨日、風呂で、
「最近、毎日ボク『ダマレ』って言ってるよね。なんでだろ」
 などと聞いてきた。
 よくぞ聞いた。
 哺乳類の雄はやっかいなもので、まともな大人になるために、誰でも、思春期には男性ホルモンの猛烈な攻撃を経験せねばならぬ。
 やたら反抗したり、けんかしたり、同世代とつるんでバカなことを繰り返す。
 親から観たら、もう、ボンクラとしか言えないのだが、哺乳類の雄として、この時期に猛烈に増えてくる男性ホルモン(テストステロン)に突き動かされ、どうしようもなくそうするしかないのだ。
 ただ、やっかいなのが、現代では、この生物学的な時期と高校や大学受験とがピッタリと重なっていることで、つまり、テストステロンをきちんと受容し、きちんと反抗した男子は、低学歴に甘んじる可能性が高くなる。
 逆に、テストステロンを押さえ込み、従順に受験を勝ち抜いた男子は高学歴を勝ち取るということだ。
 テストステロンは攻撃性と同時に社会性のホルモンでもあり、思春期の反抗は社会とのバランスを身につけていく訓練の場でもある。
 もし、そういう訓練を経ずに、テストステロンとの戦いを抑えてただひたすら受験に邁進し、高学歴を得たとしたら。
 反抗によって社会とのバランスを身につけず、ガキのままで世に出たら。
 そう。
 テレビでよく見るあんな連中ってことだ。
 だから、今は、
「黙れ、だまれ、ダマレ!」
 とかって、適度に叫んでろ。
2019年09月15日

伊佐山紫文389

息子は年金にも関心があるようで、自分は大丈夫だろうか、などと聞いてくる。
 で、息子の祖父にあたる私の父の話をする。
 お祖父ちゃんは無年金だったんだ。
「無年金?」
 年金の掛け金を払った時期がほんの少し足りなくて、もらえなかったんだよ。
「そんなことがあるの?」
 今は足りない分を払えばもらえるようになったけど、昔はそうじゃなかった。
 もらえる時期になって、手続きをしたら、いきなり「足りてません」で終わり。
 これで無年金確定。
「ひどい話じゃん」
 そう。
 でも、お祖父ちゃんにも問題があった。
「どんな?」
 お祖父ちゃんは若い頃、確信犯的に年金を払ってなかった。
「なんで?」
 革命家だったからね。
 自分が年金をもらえるような歳になるころには革命が成就して「能力に応じて働き、必要に応じて受け取る」ような世の中になってるはずだったんだ。
 年金なんて問題じゃ無い。
 そもそも貨幣が廃止されてるはずなんだから。
 今、年金を払うなんて、自民党政権に協力するようなもの。
 むしろ犯罪だ。
 そう言って、年金の掛け金を払わなかった。
 で、無年金になった。
 結果、お祖母ちゃんの年金で食わしてもらった。
「クズじゃねえか、それ」
 まさに、そう。
 お父さんも年金の掛け金をきちんと払った時期なんて数年だから。
 あとはお母さんの扶養家族。
 だから、心せよ、我が息子よ。
 イサヤマ家の男にはクズの血が連綿と受け継がれておるのだよ。
 お前は年金の掛け金くらいちゃんと稼いで払えよ。
プロフィール
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学生の頃から、ホールや福祉施設、商業施設などに呼ばれる形で歌ってきましたが、やはり自分たちの企画で自分たちの音楽をやりたいという思いが強くなり、劇作家・作詞家の伊佐山紫文氏を座付作家として私(浅川)が座長となり、「夙川座」を立ち上げました。

私たちの音楽の特徴は、クラシックの名曲を私たちオリジナルの日本語歌詞で歌うという点にあります。

イタリア語やドイツ語、フランス語などの原語の詩の美しさを楽しみ、原語だからこそ味わえる発声の素晴らしさを聴くことも良いのですが、その一方で、歌で最も大切なのは、歌詞が理解できる、共感できる、心に届くということもあります。

クラシック歌曲の美しい旋律に今のわたしたち、日本人に合った歌詞をつけて歌う、聴くことも素敵ではないかと思います。

オリジナル歌詞の歌は50曲を超え、自主制作のCDも十数枚になりました。

2014年暮れには、梅田グランフロント大阪にある「URGE」さんで、なかまとオリジナル歌詞による夢幻オペラ「幻 二人の光源氏」を公演いたしました。

これらの活動から、冗談のように「夙川座」立ち上げへと向かいました。

夙川は私(浅川)が関西に来て以来、10年住み続けている愛着のある土地だからです。
地元の方々に愛され、また、夙川から日本全国に向けて、オリジナル歌詞によるクラシック歌謡の楽しい世界を広げていきたいという思いを込めています。

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