「夙川座」やってます!

オリジナル脚本のオペレッタや、朗読とのコラボ、ポピュラーヴォーカルとのコラボなど、様々な場所、お客様に合わせたコンサート、舞台を企画しています!! 夙川、苦楽園がベースです。 どうぞよろしくおねがいいたします。
2020年03月24日

伊佐山紫文542

「晩ご飯、なに?」
「カレーライス」
「この間も作らなかったか?」
「関西では週に一度はカレーライスなんだよ」
「ウチのカレーライス、もう少し何というか……」
「コクが足りんとでも?」
「そう」
「普通のカレールー、あれはほとんど油やから、あんなの食ってたら、豚になる」
「じゃあ、カロリーの低いルーって作れないの?」
「だ・か・ら、ルーそのものが油なの。ウチはルーを使わずに作ってるから」
 なんだかもう、ゴチャゴチャうるさい。
 それでも出してみればあっという間に完食で、
「旨かったか?」
 と聞けば、
「旨かった」
 だったらもう、最初からゴチャゴチャ言うな。
 伊吹島の高級イリコで出汁を取り、ブランド豚を圧力鍋で煮立て、丁寧に油やアクをとったベースに特級醤油と有機トマトピューレ、有機野菜とスパイス、最後にトロミが片栗粉というのがまあ、アレだが、決して有名店にも負ける味ではないと思うぞ。 
 確かに脂分を乳化させずに取り除いているからコクには欠けるがね。
 とにかく、男は料理に文句をつけちゃいかんのだよ。
 黙って食う。
 聞かれれば、
「美味しいよ」
 だけで良い。
 もし不味かったら、和食なら、
「懐かしい味がする」
 洋食なら、
「若い人は大好きでしょうね」
 とでも言っておけばいい。
 人間ってのは共食することで関係性を作っていく生き物なんだから、出されたものについては、ゴチャゴチャ言わない方が身のためだ。
 酒だって、そう。
 前頭葉の理性を緩めて警戒心を解き、敵かも知れない相手と酌み交わすのが酒である。
 男女も、酒がなかったら結ばれていないカップルがほとんどじゃないか。
 だからもう、ゴチャゴチャ言わずに飲め。
 あ、お前はまだ未成年だったな。
「ボクは大人になっても酒なんか飲まないよ」
「なんで?」
「お父さんみたいな酔っ払いになりたくない」
 確かにね。
 少し控えます。
プロフィール
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学生の頃から、ホールや福祉施設、商業施設などに呼ばれる形で歌ってきましたが、やはり自分たちの企画で自分たちの音楽をやりたいという思いが強くなり、劇作家・作詞家の伊佐山紫文氏を座付作家として私(浅川)が座長となり、「夙川座」を立ち上げました。

私たちの音楽の特徴は、クラシックの名曲を私たちオリジナルの日本語歌詞で歌うという点にあります。

イタリア語やドイツ語、フランス語などの原語の詩の美しさを楽しみ、原語だからこそ味わえる発声の素晴らしさを聴くことも良いのですが、その一方で、歌で最も大切なのは、歌詞が理解できる、共感できる、心に届くということもあります。

クラシック歌曲の美しい旋律に今のわたしたち、日本人に合った歌詞をつけて歌う、聴くことも素敵ではないかと思います。

オリジナル歌詞の歌は50曲を超え、自主制作のCDも十数枚になりました。

2014年暮れには、梅田グランフロント大阪にある「URGE」さんで、なかまとオリジナル歌詞による夢幻オペラ「幻 二人の光源氏」を公演いたしました。

これらの活動から、冗談のように「夙川座」立ち上げへと向かいました。

夙川は私(浅川)が関西に来て以来、10年住み続けている愛着のある土地だからです。
地元の方々に愛され、また、夙川から日本全国に向けて、オリジナル歌詞によるクラシック歌謡の楽しい世界を広げていきたいという思いを込めています。

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