「夙川座」やってます!

オリジナル脚本のオペレッタや、朗読とのコラボ、ポピュラーヴォーカルとのコラボなど、様々な場所、お客様に合わせたコンサート、舞台を企画しています!! 夙川、苦楽園がベースです。 どうぞよろしくおねがいいたします。
https://youtu.be/0PqM6F0xy0w

今週は、日本思想史をやる!とのことです。 「沢山の人に見てもらうためには、世の中で話題になってるキーワードをテーマに選んで、自分の領域でそのテーマをやるといいらしいよ。」と言ってみました。「例えば、アンジャッシュ渡部さんのこととかさ」などと言ってみました。 でも、日本思想史だっていうんだから、それもいいかなと思いなおしました。
今日も伊佐山の頭の中を覗いてみてください。
2020年06月14日

伊佐山紫文579

大阪に出てきた。
 まあ凄い人出で、これなら経済もすぐに回復すると思った。
 けれど百人中九九人がマスクをしているのはどうしたものか。
 これからの季節、マジ、マスクはヤバい。
 適度な湿気と温度は菌の培地そのものだし、何より熱中症が怖い。
「マスク着用」を入り口にデカデカと大書している紀伊国屋書店など、まあ黙ってマスクして入るが、ただの暇つぶし、もう一生、ここでは何も買わない。
 書籍は、緊急事態宣言の中、頑張って開けてくれていたジュンク堂で買う。
 それにしてもマスクはヤバい。
 平成30年に熱中症で亡くなった方が1581人(厚労省「人口動態統計」)。
 そのうち65歳以上が1288人。
 年寄りにはコロナより熱中症の方が危険なんですよ。
 それはもう数字を見れば明らかでしょう。
 タダでさえ危険なのに、マスクでそのリスクを高めてどうする。
「第二波」(そんなもん来るか! 「第一波」も来とらんのに)を防いで3000人熱中症で亡くなったじゃ、本末転倒そのものだ。
 この夏、いったいどんな夏になるんだよ。
2020年06月14日

伊佐山紫文578

息子と『史記』を読んでいて、「虞美人」の下りにたどり着いた。
「これ、読んだことあるぞ」
 と、息子が言う。
 確かに何年か前、普通の漢文の参考書で読んでいた。
 有名な「四面楚歌」の場面である。
 思えば私も、小学生の頃、中国文化にハマりかけた頃、この下りを読んでいた。
「虞や虞や、なんじをいかんせん」
 の項羽の詩は、私の心の底に沈んだものだった。
「四面楚歌」の状況下、「虞美人」と言われたほどの女性である。
 我が亡き後、きっと劉邦はこの戦利品を寵愛することだろう。
 贅を尽くし、そして、きっと虞美人の心をとろかすだろう。
 それを思うと耐えられない。
「虞や虞や、なんじをいかんせん」
 生かしておけば虞美人は幸福になるかも知れぬ、しかし、それにはこの項羽が耐えきれぬ。
「虞や虞や、なんじをいかんせん」
『史記』には記さないが、この後、虞美人はこの詩に答える詩を唱えて自死するのである。
 ちなみに「虞美人草」は紅いケシのこと。
 虞美人の血の色だという。
 日本語では「ひなげし」、英語で「ポピー」、フランス語で「コクリコ」。
 与謝野晶子の歌に、

 ああ皐月 仏蘭西の野は 火の色す 君もコクリコ われも雛罌粟

 と言うのがあるが、フランスで再会した鉄幹と自分を項羽と虞美人になぞらえた、晶子らしいエロティックで生意気なものである。
 思えば、チェン・カイコー監督の、
『さらば、わが愛/覇王別姫』
 は名作だったなぁ。
 重厚で、サイケで。
 こんなことをいつの日か息子と語りあう日が来るのだろうか。
2020年06月14日

伊佐山紫文577

『レイチェル・カーソン やめなはれDDT!』
 昨日、リアル顔合わせをしました。
 良いですね、リアル。
 今回、全部の歌を通して聴きました。
 やっぱり、一人の作曲家に任せるのは良いですね。
 筋が通るというか、一体感が出るというか、物語の生成発展に曲が寄り添ってくれて、それをプロの音楽家が演奏するのだから、当たり前ですが、得も言われぬ感動に胸が震えました。
 ああ、自分は、今、この人たちと一緒に作品を作っているんだな、と。
 きっと皆様にも感動をお届けできると思います。
 ご期待ください。
『レイチェル・カーソン やめなはれDDT!』
2020年06月14日

伊佐山紫文576

我が息子の女性恐怖症が発覚した。
 良かったよ、もし、私立受験なんかさせて、男子校に入れてたら、そのまま思春期を男ばかりで過ごして、大学では暗ーい理系男子として女子と話も出来ないで、卒業しても結婚とは縁遠い男になるところだった。
 まだ間に合う。
 女子と話せ。
 それにしても……
 その、AIを使ってレーザー光線に立ち向かうってゲーム、意味が分からん。
 形態を進化させて云々……
 意味不明すぎて、相談されても、何の助言も出来ん。
 そんなことより、学校の勉強しろ。
 とも言えん。
 どう考えても、学校よりそのゲームの方がこれからの未来に役立つだろうから。
 なにしろAIだよ。
 しかも英語だし。
 それでも女子とは上手くやれよ。
 これからは女子の時代だから。
https://youtu.be/ADwKVFLSA1E

小学4年生から「マオイスト」で 毛沢東大好きな少年だった伊佐山が今読んでも良いと感じる本とのことです。 あまりに中国好きだったので、「紅衛兵」と言われていたそうな。
プロフィール
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学生の頃から、ホールや福祉施設、商業施設などに呼ばれる形で歌ってきましたが、やはり自分たちの企画で自分たちの音楽をやりたいという思いが強くなり、劇作家・作詞家の伊佐山紫文氏を座付作家として私(浅川)が座長となり、「夙川座」を立ち上げました。

私たちの音楽の特徴は、クラシックの名曲を私たちオリジナルの日本語歌詞で歌うという点にあります。

イタリア語やドイツ語、フランス語などの原語の詩の美しさを楽しみ、原語だからこそ味わえる発声の素晴らしさを聴くことも良いのですが、その一方で、歌で最も大切なのは、歌詞が理解できる、共感できる、心に届くということもあります。

クラシック歌曲の美しい旋律に今のわたしたち、日本人に合った歌詞をつけて歌う、聴くことも素敵ではないかと思います。

オリジナル歌詞の歌は50曲を超え、自主制作のCDも十数枚になりました。

2014年暮れには、梅田グランフロント大阪にある「URGE」さんで、なかまとオリジナル歌詞による夢幻オペラ「幻 二人の光源氏」を公演いたしました。

これらの活動から、冗談のように「夙川座」立ち上げへと向かいました。

夙川は私(浅川)が関西に来て以来、10年住み続けている愛着のある土地だからです。
地元の方々に愛され、また、夙川から日本全国に向けて、オリジナル歌詞によるクラシック歌謡の楽しい世界を広げていきたいという思いを込めています。

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