「夙川座」やってます!

オリジナル脚本のオペレッタや、朗読とのコラボ、ポピュラーヴォーカルとのコラボなど、様々な場所、お客様に合わせたコンサート、舞台を企画しています!! 夙川、苦楽園がベースです。 どうぞよろしくおねがいいたします。
2020年06月27日

伊佐山紫文587

テレビで「ヨーロッパでは芸術が日常に……」とエラそうに説く日本人が未だにいるのを見て、なんだか暗澹たる思いになった。
 日本ではアニメは日常だし、マンガも日常だし、お茶も日常だし、それが何か?
 ゲージツとかいう、得体の知れないものが日常になってないからと言って、それが何か?
 単に、アナタがゲージツカになっても食えないだけでしょ。
 金が欲しいなら「欲しい」とハッキリ言いなさい。
 観客収入だけでは食っていけないから、税金からなんぼか出して欲しい、と。
 そういう浅ましいことが言えないものだから、日本のせいにするんでしょ。
「日本では芸術が日常になってない」
 みたいに。
 こんなの、日本人がまだ後進国意識にとらわれていて、ヨーロッパへの憧れに支配されていたころならまだ通用しただろうが、もう今更、誰の心にも刺さらない。
 そんなことも分からないのか、このゲージツカは!
 明治時代の初期、国民精神を改造するとて、まずは演劇の近代化が試みられた。
 歌舞伎など、西洋の近代演劇の基準からすれば荒唐無稽、精神異常者の饗宴でしかない、と。
 で「オッペケペー」となるわけだが、今の私たちから見ればどちらもどっち、共に精神異常者の饗宴でしかない。
 とにかく人のせいにしない。
 日本のせいにしない。
 人も日本も変わらない。
 だから自分を、自分の作品を変えるしかない。
 大衆迎合というのではなく、自分が変わることで世の中が変わることもある。
 その大きな流れの中に身を置くと言うことだ。
 今現在、大きな流れの本流は「女性」だ。
 女性の嗜好がトレンドを決めていく。
 女性が嫌といったら、絶対に受け入れられない。
 全世界がイスラム化しないかぎり、この流れは変わらない。
 もはや、モーツァルトの『コジ・ファン・トゥッテ』や『ドン・ジョバンニ』を無批判に上演できる時代は去ったのだ。
 そんなことにも気付かず、日本が芸術が文化が、とか言うな!
 恥ずかしい。
 この新しい「女性の時代」に沿う、決して迎合的ではない、質の高い作品が求められているんだよ。
 これまでのゲージツが男性目線の、男性による消費物だったことを真摯に反省するところからしか、芸術の未来は生まれない。
 人や日本のせいにしているようじゃ、ゲージツカの未来はない。
https://youtu.be/wcnq-E_7EVU

今日は、観たいようなどうでもいいようなブラッド・ピット主演映画のお話です。「アド アストラ」
YouTubeは是非覗いてみてください。
プロフィール
notebook
notebook
学生の頃から、ホールや福祉施設、商業施設などに呼ばれる形で歌ってきましたが、やはり自分たちの企画で自分たちの音楽をやりたいという思いが強くなり、劇作家・作詞家の伊佐山紫文氏を座付作家として私(浅川)が座長となり、「夙川座」を立ち上げました。

私たちの音楽の特徴は、クラシックの名曲を私たちオリジナルの日本語歌詞で歌うという点にあります。

イタリア語やドイツ語、フランス語などの原語の詩の美しさを楽しみ、原語だからこそ味わえる発声の素晴らしさを聴くことも良いのですが、その一方で、歌で最も大切なのは、歌詞が理解できる、共感できる、心に届くということもあります。

クラシック歌曲の美しい旋律に今のわたしたち、日本人に合った歌詞をつけて歌う、聴くことも素敵ではないかと思います。

オリジナル歌詞の歌は50曲を超え、自主制作のCDも十数枚になりました。

2014年暮れには、梅田グランフロント大阪にある「URGE」さんで、なかまとオリジナル歌詞による夢幻オペラ「幻 二人の光源氏」を公演いたしました。

これらの活動から、冗談のように「夙川座」立ち上げへと向かいました。

夙川は私(浅川)が関西に来て以来、10年住み続けている愛着のある土地だからです。
地元の方々に愛され、また、夙川から日本全国に向けて、オリジナル歌詞によるクラシック歌謡の楽しい世界を広げていきたいという思いを込めています。

< 2020年06>
S M T W T F S
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        
カテゴリ
QRコード
QRCODE
アクセスカウンタ
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 0人